スコッチ・ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page8 of 17

スコッチ・ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page8 of 17

スコッチ・ウイスキー特集。ウイスキーといえばスコッチ。スコッチの豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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美しく神秘的なリズモア島をイメージして誕生、リズモア

スコッチウイスキーの故郷、イギリス北部のスコットランド。その北西部、ローン湾に浮かぶリズモア島(sle of Lismore)は、ゲール語で〝大きな庭園〟という意味を持つ小さな島。名前の通り美しい自然に恵まれ、バカンスやバードウォッチャーのメッカとしても知られています。また聖コロンバとともにスコットランドにキリスト教を布教した聖モルアグゆかりの地でもあり、島にはモルアグの椅子やモルアグの杖が残されています。 続きをみるその島の美しく神秘的な雰囲気をイメージしてブレンドされたのが『リズモア』。香りがよく女性にも人気のあるスムーズな飲み口のブレンデッド・スコッチウイスキーです。 発売元のウイリアム・ランディ社は、1904年の創業。ロバート・ドナルド・ランディが、デイヴィッド・サンデマンと共同で、ウイスキー取扱商会をグラスゴーに興したのが始まりです。のちに、サンデマンが独立し、商会はランディ一家の所有となりました。現在は、創業者の孫が当主となって、ファミリー・カンパニーの姿を受け継いでいます。 ウイリアム・ランディ社は創業から90年以上を経た現在、グラスゴーを代表するウイスキー業者に。同社の社訓は〝妥協を許さぬ品質〟。その社訓を守りながら、今も丁寧なウイスキー造りが続けられています。 『リズモア』は、スタンダード品のファイネスト、12年、15年、18年のプレミアム品のほか、10年熟成のシングルモルトがあります。いずれもリズモア島をイメージしたクリーンでなめらかな風味が魅力。クセが少なくマイルドな味わいは飲む人を選びません。ラベルにはリズモア島とマル島の美しい山々が描かれています。...
2016/09/14
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スモーキーフレーバーがさわやかに香る伝統のスコッチ【マクギボン】

『マクギボン』は、スコットランド、キンタイア地方出身のダグラス・マクギボン社が販売するブレンテッド・スコッチ・ウイスキーです。ダグラス・マクギボン社は、1947年の創業から今日に至るまで、単独で家族経営を守り抜いてきたスコットランドの企業。 続きをみる素晴らしい品質と独特の個性、完璧なバランスを持つブレンデッド・ウイスキーを追求し、マスターブレンダーのもとに高品質で希少なスコッチウイスキーをスコットランド各地から集め、所有しています。 『マクギボン』のスコッチは、スタンダード品がスペシャル・リザーヴ、デラックス品がプレミアム・リザーヴという名前で発売されています。色は、濃い目の琥珀色で、香りはさわやかなピート(泥炭)の香り。スモーキーフレーバーがのった豊かな味わいで、スコッチらしい郷愁が感じられます。フィニッシュもさわやかなスモーキーフレーバーで、伝統的なスコッチの味を好むウイスキー通に愛されてきました。 また、『マクギボン』といえば、ゴルフクラブやボール、ゴルフバッグなどをデザインしたボトルでも有名なブランド。スコットランドはゴルフ発祥の地であり、ゴルフはスコットランドの国技でもあります。「マスターズ・リザーブ」は1990年代に流通していたもので、陶器製のボトルにはゴルフの聖地「セントアンドリュース」の中でも、最も由緒ある「オールド・コース」が描かれています。また、ゴルフクラブとバッグがふたつずつセットになったユニークなボトルもあり、ゴルファーたちのコレクションや贈り物としても人気を博しました。『マクギボン』の名前を一躍有名にしたこれらのボトルは、現在は廃盤となっているため、入手が困難な珍品となっています。...
2016/09/14
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スコットランド各地のモルト原酒を厳選、オールド・アーガイル

イギリス北部のスコットランド地方で製造されるスコッチ・ウイスキー。その歴史はとても古く15世紀にはすでに王がたしなんでいたと考えられています。スコットランドは一年中気温が低く、湿地に覆われたやせた大地ですが、ウイスキーの主原料となる大麦の生育には最適で、湿地帯はピート(泥炭)を生み出しました。このピートを使い大麦麦芽を乾燥させることで、生まれるのがスコッチ独特のスモーキーフレーバー。この豊かな香りこそが、スコッチ・ウイスキーの特徴といえます。 現在スコッチ・ウイスキーの流通の8~9割を占めているのはブレンデッド・ウイスキーです。ブレンデッド・ウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料としたモルト原酒を中心に、蒸溜所が異なるモルトウイスキーや大麦以外を原料としたグレーンウイスキーをブレンド。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。 続きをみる『オールド・アーガイル』は、バーン・スチュワート社がスコットランド各地より厳選したモルト原酒を集め、エジンバラの北、ダンバートンの工場でブレンドしたブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。すっきりした口当たりと、ミディアム・ライトの味わいが特徴です。 ダンバートンはリーヴェン川がクライド川に合流する地点のやや上流周辺に、古くは市の立つ町として、18世紀からは造船の町として発展。あの有名な高速帆船カティー・サーク(Cutty Sark)は1869年にこの町のスコット・リントン造船所で建造されました。酒名のアーガイルとは、スコットランド西部、海沿いの地方の名前です。...
2016/09/14
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密造時代の酒造りに思いを込めたハードな味わい【オールド・スマグラー】

現代に受け継がれるウイスキー造りの製法は、スコットランドの〝密造時代〟に確立されたといわれています。スコットランドでウイスキーに対する課税が初めて行われたのは1644年。その後、内乱によりスコットランドがイングランドに併合されると、ウイスキーに対する課税はさらに厳しいものになりました。イングランドへの反感と課税を嫌う人々は山奥へ逃れ、密造が増え始めます。 続きをみるこれが1820年代まで続くことになります。この密造の時代に、ピートによる麦芽乾燥が始まり、樽熟成の発見があったとされています。大麦麦芽を乾燥させるために、近くに埋もれているピートを燃料として代用、蒸溜したモルト原酒を入れて隠すのに、シェリー酒の空き樽を流用するようになりました。これを数年後に開けてみたところ、まろやかな酒に変わっていたことが木樽熟成をおこなうきっかけになったのです。こうしてスコットランドの地酒にすぎなかったウイスキーは、世界中で飲まれるほど味わい深い酒になったのです。 『オールド・スマグラー』はこうした密造時代の酒造りに思いを込めて誕生したブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。スマグラー(Smuggler)という酒名には、“酒の密造者”という意味があります。製造元のジェームズ&ジョージ・ストダート社は、スコッチ密造時代が終わった1835年に創業。ブレンドしたウイスキーをシェリー樽に詰めて寝かせるマリッジの技法は、 創業者であるストダート兄弟が始めたものだという説もあります。 『オールド・スマグラー』は、スペイサイドで1810年に創業したグレンバーギー蒸留所産のモルト原酒を中心にブレンド。スモーキーフレーバーやモルトフレーバーなどの個性ある香りと、〝酒の密造者〟の名にふさわしい重厚でハードな味わいが魅力です。...
2016/09/14
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米国でも人気がある軽やかで飲みやすいスコッチ【インヴァー・ハウス】

『インヴァー・ハウス』は1856年、ハイランド地方インヴァネスでウイリアム・デヴィッドソン社によって世に送り出されたブレンデット・スコッチ・ウイスキーです。現在は、ローランド地方のエアドリー村でインヴァー・ハウス・ディスティラーズ社が製品化しています。インヴァー・ハウス社は現在タイ・ビバレッジの傘下にあり、スコッチ・ウイスキー業界では小規模ながら活発に活動している会社。2008年には『ウイスキー・マガジン』誌から、ディスティラー・オブ・ザ・イヤー賞を授与されています。もともとアメリカ向けだったグリーンプレイドのリリースは1956年で、アメリカでは今もトップ10に入るブレンドです。 続きをみるインヴァー・ハウス社はハイランド・モルトのノックデュ-、スペイバーンなど4つの蒸留所を所有。『インヴァー・ハウス』はこの優れたハイランド産モルト原酒を風味の中枢に備えています。ノックデュー・モルトの特徴は、スコッチバターを連想させるツヤのある香りと甘さ、フルーティさを備えたソフトな香味。さらに20種類以上のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをバランスよくブレンドし、マイルドで軽やかなブレンデッド・スコッチに仕上げています。 ラベルのインヴァー・ハウスという酒名の下に書かれているグリーン・プラドという文字には、「緑色の格子縞の肩掛け」という意味があります。イギリスには家紋と同じように家それぞれにタータンチェックのような柄が決められており、この模様はかつてヘブリティーズ諸島を統治したロード・オブ・ジアイルが着用していた柄です。...
2016/09/14
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俳優や作家に愛され名ブランド【J&Bレア】

ウイスキーの原酒には、大きく分けてモルトウイスキーとグレーンウイスキーの2つの種類があります。モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料としたもので、グレーンウイスキーはトウモロコシやライ麦などの穀類を原料としたウイスキー。ブレンデッド・ウイスキーは、モルトウイスキーの原酒を中心に、他のモルトウイスキーやグレーンウイスキーを混ぜ合わせたもの。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。 続きをみる 『J&Bレア』は、スペイサイド地方のモルト原酒を中心に42種類のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。ラベルにあしらわれた「J&B」の文字は、製造元であり1749年創業の「ジャステリーニ&ブルックス社」のイニシャルです。ジャステリーニ&ブルックス社では1880年にブレンド事業をはじめ、1930年代に『J&Bレア』をリリース。禁酒法時代が終わったアメリカでたちまち人気を博すようになりました。 J&Bは俳優や作家に愛されたブランドとしても知られています。トルーマン・カポーティ、グレアム・グリーン、ブレット・イーストン・エリスといった作家が自作の中にJ&Bを登場させています。イエローの地にレッドの文字が鮮やかなこのラベルは、バーの棚で見つけやすいように考案されたものです。 『J&Bレア』は、スムーズでバランスのとれた味わいが特徴で、レアの他に「ジェット」、スペインとポルトガルのみで販売されている15年リザーブ、カクテル用のブレンデッドモルト「NOX」もあります。...
2016/09/14

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