スコッチ・ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page7 of 17

スコッチ・ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page7 of 17

スコッチ・ウイスキー特集。ウイスキーといえばスコッチ。スコッチの豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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スコットランド最小規模の蒸留所産シングルモルト【ジ・エドラダワー】

スコッチ・ウイスキーの原酒は、大麦麦芽のみを原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシやライ麦など、大麦以外を主原料にしたグレーンウイスキーに分けられます。現在スコッチ・ウイスキーの流通の8~9割を占めているのは、数種類のモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混ぜ合わせたブレンデッド・ウイスキー。さまざまな蒸溜所の原酒をブレンドすることで生まれる新たな味わいが魅力です。これに対して大麦麦芽のみを原料とした、単一の蒸溜所のモルト原酒のみでつくられるものはシングル・モルトウイスキーとよばれます。生産量は限られていますが、味や香りに自然風土や製法がそのまま反映されるのが魅力。それぞれの蒸溜所の際立った個性やこだわりを存分に楽しむことができます。 続きをみる『ジ・エドラダワー』は、さわやかなスモーキーフレーバーと麦芽由来の香味のバランスがほどよいシングル・モルトウイスキーです。ほんのり甘口でふんわりとアーモンドフレーバーが感じられる飲み口が印象的。甘くマイルドな味わいで知られるブレンデッド・モルトウイスキー『ハウス・オブ・ローズ』のキーモルトとしても使われていることでも知られています。 『ジ・エドラダワー』を製造するエドラダワー蒸溜所は1825年に創業したスコットランドで最小規模の蒸留所。初留釜と再留釜が各1基しかなく、法律で認められている最小サイズの蒸留釜を使用しています。エドラダワーとはゲール語で「エドレッドの小川」のことで、蒸溜所敷地内に流れる小川の名前を語源としています。現在は瓶詰業者のシグナトリーが所有しています。...
2016/09/14
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『ホワイト&マッカイ』のメインモルトとしても使用|ダルモア

ハイランド地方の北海に通じるクロマティー湾の入り江沿い、アルネスという町にあるダルモア蒸留所。ここで生まれる『ダルモア』は、コクと豊かなフルーツ香を併せもつシングル・モルトウイスキーです。 続きをみるダルモア蒸留所は1839年アレクサンダー・マセソンによって創業された由緒ある蒸溜所。豊富な大麦とピート、アルネス川の水流に恵まれていることから、ブラック島を臨む土地に蒸溜所を建てたといわれています。その後マセソンは地元の農夫マッケンジー兄弟に経営を任せるようになり、1891年には蒸溜所を同兄弟に売却。マッケンジー兄弟は1世紀にわたって蒸溜所の経営にたずさわりました。また兄弟はブラック&ホワイトを生んだジェームス・ホワイトとチャールズ・マッカイの共通の友人だったため、ダルモアはブレンデッド・ウイスキー『ホワイト&マッカイ』の原酒用メインモルトとしても使用されています。ダルモアとはゲール語とノース語(ヴァイキングの言葉)の両方に起源をもつ単語で、「川辺の広大な草地」を意味します。 特徴的なダルモアブランドのラベルの由来は、1263年にまでさかのぼります。マッケンジー一族は、雄ジカの角で負傷したスコットランド国王アレキサンダー三世を救い、その褒美として12本の枝角を持つ鹿の頭の紋章を国王から授けられたと言い伝えられ、ダルモアブランドのシンボルとなったのです。 『ダルモア』は樽熟成にオロロソ・シェリー樽とバーボン樽を使用。色合いは、黄金色とオレンジ色を帯びた深みのある赤褐色で、フレッシュな柑橘類と甘いバニラの風味が特徴です。オレンジマーマレードとスパイスを感じさせる香りのバランスもよく、熱心なファンをもつウイスキーです。...
2016/09/14
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フルーティな香り印象的な若々しいスペイサイドモルト|タムデュー

ゲール語で「黒い丘」という意味に由来する『タムデュー』。ハイランド地方スペイサイドのタムデュー蒸溜所産モルトウイスキーのみをボトリングしたシングル・モルトウイスキーです。タムデュー蒸溜所が位置するのは、スペイサイドの中心部スペイ川の北側。隣にはノッカンドゥ蒸溜所があり、すぐ近くにはカードゥ蒸溜所があるなど、スコットランドのなかでも屈指の蒸溜所密集地域です。 続きをみるタムデュー蒸溜所は、スコッチウイスキー産業の拡大傾向が最高潮に達していた19世紀後半に設立。ザ・ハイランド・ディスティラー社のディレクター、ウィリアム・グラントが同業15社から建設費の総額1万9,200ポンドを募り、エルギンの建設家チャールズ・ドイグが設計を担当して建設されました。 製造開始は1897年7月。最初は水源の権利をめぐっての議論があったものの、1年後の1898年6月までにはトータル21万4,476ガロンのスピリッツを生産し、同年後半には、ザ・ハイランド・ディスティラー社に買収されました。その後、タムデュー蒸溜所は1911年から1913年まで、さらに1928年から1948年までの20年操業を停止。その再操業の2年後、既存のフロアモルティング製法に代わってサラディン式モルティングを導入しました。これは、区切ったフロアに大麦を入れ、下から空気を送って攪拌するというもので、タムデュー蒸溜所はスコットランドで唯一サラディン式モルティングで操業を続けている蒸溜所としても知られています。 『タムデュー』は、若々しいスペイサイドモルトで、美しい琥珀色とフルーティな香りが印象的。麦芽の甘みを帯びたマイルドな味わいは、初心者にもおすすめです。...
2016/09/14
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女性にも人気のある華やかなシングル・モルト【スペイバーン】

『スペイバーン』は、スコッチウイスキーの故郷ハイランド地方のスペイサイドにあるスペイバーン蒸留所で造られたシングル・モルトウイスキーです。 スペイバーン蒸留所は、1897年にジョン・ホプキンスが創業した蒸溜所。 スペイサイドグレン・オブ・ローゼスの深い渓谷の谷間にあり、サーモンフィッシングで有名なスペイ川に位置。ラベルにはスペイ川の名産でもあるサーモンが描かれています。 続きをみる創業の1897年はヴィクトリア女王の在位60年のダイヤモンド・ジュビリーの年でもあり、オーナーはどうしてもこの年に最初のウイスキーを造ろうとしました。ところが最初の蒸留にこぎつけたのは12月の最終週。ローゼスの谷を雪と嵐が襲う中、窓もドアも完成していない蒸溜棟で職人たちは厚手のコートを着こみ作業をしました。それでも「1897」という記念すべき年号を入れることができた樽は最初の一樽だけであったといわれています。そんな逸話を残し、今なおヴィクトリア時代の美しさを誇る蒸溜所ですが、 この場所はもとは処刑場だったという説もあり、当時の蒸溜所の職人たちは夜間勤務を嫌がったといわれています。その後スペイバーン蒸留所は、1991年にインヴァー・ハウス・ディスティラーズ社の傘下に入りました。 『スペイバーン』は、このスペイバーン蒸留所で純度の高い仕込み水を使い、伝統的な単式蒸留を2回行って造られる軽やかな味わいのシングルモルト。酸味と甘味のバランスがよく、クセのないすっきりとした飲み口で甘さが心地よく広がります。スペイサイド特有の華やかさとバランスのよさが特徴で、ストレートのほかハイボールや水割りにもおすすめ。女性にもファンが多く、飲みやすいウイスキーとして親しまれています。世界的な酒類コンペティションSWSC2012で2年連続ゴールドメダルを受賞。...
2016/09/14
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シェリーの古樽で熟成された芳醇なシングル・モルト、グレントロミー

シングル・モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料とし、単一の蒸溜所のモルト原酒のみでつくられたウイスキーのこと。これに対して、複数の蒸溜所のモルト原酒と、トウモロコシなどを原料としたグレーンウイスキーをブレンドしたものをブレンデッド・ウイスキーと呼びます。ブレンデッド・ウイスキーはさまざまな蒸溜所の原酒をブレンドすることで新しい味わいを生み出しますが、シングル・モルトウイスキーは、ひとつの蒸溜所の歴史や製法、仕込み水や使用する原料、自然風土などがそのまま味に反映されます。その個性やこだわりを楽しめることが、シングル・モルトウイスキーの最大の魅力といえます。 続きをみる『グレントロミー』は、スペイサイド蒸溜所産のシングル・モルトウイスキーです。スペイサイド蒸溜所はインヴァネスの南東、スペイ川支流のトロミー川沿いに1895年に設立された蒸溜所。『グレントロミー』という酒名は、この川の名前にちなんでつけられました。蒸溜所は第一次世界大戦前に当時のオーナーの死去に伴って一旦閉鎖。その後、操業、休業を繰り返した後、第二次世界大戦後、現オーナーであるジョージ・クリスティが蒸溜所の土地を入手しました。ブレンダーでもあるジョージ・クリスティーは、長年の夢を叶えるため、30年以上の年月をかけて理想の蒸溜所を設計。新会社を設立し1990年から蒸溜業を再開しています。 『グレントロミー』は、シェリーの古樽を選んで熟成された風味豊かな味と香りが特徴のシングルモルト。12年はバランスの取れた味わいが魅力で、17年はモルト特有のスモーキーフレーバーと芳醇な味わいが印象的な逸品です。...
2016/09/14
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創始者の愛称をそのままつけた〝ノッポのジョン〟【ロング・ジョン】

世界で親しまれているブレンデッド・ウイスキー『ロングジョン』。創始者であるジョン・マクドナルドは、スコットランドの北部ハイランド地方の名門マクドナルド家に生まれました。大人になったジョンは、なんと193cmの長身だったため、〝ノッポのジョン〟(ロング・ジョン)と呼ばれ、皆に親しまれていたのだとか。大きな身体に優しい心、そして明晰な頭脳を持つジョンは、スコットランドの英雄でもありました。そんなジョンが、ハイランド地方のフォート・ウィリアムにスコッチウイスキーの蒸溜所をつくったのは1825年のこと。以来、ジョンのウイスキーは〝スコッチの巨人〟とよばれ広く親しまれるようになったのです。 続きをみる『ロングジョン』の風味の中核となるのはトーモア蒸溜所のモルト原酒。1958年に建設されたこの蒸溜所は、ロイヤルアカデミー学長を務めた著名な建築家アルバート・リチャードソン氏によってデザインされ、ウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏からは「建築学的に最もエレガントな蒸溜所」と高く評価されました。 トーモア蒸溜所が建てられたスペイ川流域のスペイサイドは、ウイスキー造りに欠かせない美しい水と空気に恵まれた冷涼な土地。スペイ川を見渡すトーモア蒸溜所には、音楽時計、庭の湖、鐘楼なども設えられ、美しい姿を今に伝え続けています。 『ロングジョン』は、トーモアをキーモルトに約30種類もの熟成モルトとグレーン原酒をバランスよくブレンド。まろやかな飲み口が心地よく、芳醇な風味に魅了されます。ドライでスパイシー、甘くスモーキーな味わいは炭酸水との相性もよく、ハイボールにしても美味しいウイスキーです。...
2016/09/14

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