スコッチ・ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page16 of 17

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スコッチ・ウイスキー特集。ウイスキーといえばスコッチ。スコッチの豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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磯由来のピート香を存分に味わうアイラモルトの女王、ボウモア

ゲール語で“大きな岩礁”という意味の『ボウモア』。地元の商人だったデビット・シンプソンが創業した、アイラ島最古のボウモア蒸留所で生産されているモルトウイスキーです。 続きをみる創業は1779年、設立から数十年は小規模な経営が続き、1837年W&J・マター社に買収されたときの生産量は、わずか年間3640リットルしかありませんでした。しかしその後の50年で生産量を90万リットルまで増やし、いくつかの買収を経て、スタンレー・P・モリソンの所有になりました。それ以降はモリソンボウモア蒸留所として稼働していましたが、現在の所有はサントリー。度重なる買収を繰り返してきましたが、アイラ島最古の歴史と伝統を現在まで大切に引き継いでいます。 蒸留所はかもめが舞う浜辺に位置し、貯蔵庫は海抜0メートル以下にあるため、そこで熟成された原酒はアイラ・モルトの独特なスモーキーさやヨードに加え、潮のフレーバーも放っています。ほかにもこの付近にはいくつもの蒸留所があり、磯の香りがするウイスキーが作られていますが、『ボウモア』は中間的な風合いと言われ、「アイラモルトの女王」と評されています。...
2015/01/21

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究極のブレンドと称される不朽の銘酒|バランタイン

『バランタイン』は、ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーの代名詞的な存在。欧州をはじめアジア圏でも人気が高く、調和のとれた華やかな香りとエレガントで洗練された味わいを特徴としています。現在はペルノ・リカール傘下のジョージ・バランタイン&サンによって製造・販売されており、日本では、サントリーが輸入・販売を行っています。 続きをみるバランタイン社の創業者ジョージ・バランタインは、スコットランドローランド地方の農家の出身。13歳のときにエディンバラの食料品店に奉公に出て、5年後に独立。食料品と酒を扱う小さな店を構えました。これがバランタイン社の前身です。 1853年アンドリュー・アッシャーが世界初のブレンデッド・ウイスキーを開発すると、これに刺激を受けたジョージは1869年に自らブレンダーとなってブレンデッド・ウイスキーの製造を開始。エディンバラとグラスゴーで営業をはじめました。...
2015/01/21

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英王室御用達、唯一無二の最高級スコッチ「ロイヤル・ハウスホールド」

王室を意味する『ロイヤル・ハウスホールド』。その名のとおり、かつてはイギリス王室専用品で少量しか市販されていなかった、高級ブレンデット・スコッチ・ウイスキーです。 続きをみる1897年、自社ブランドが英国下院の公式ウイスキーになっていたジェームス・ブキャナン社が王室の依頼を受けて、皇太子(後のエドワード7世)専用のブレンデッド・スコッチ・ウイスキーを造ったところ、高い評価を得て翌年、正式に「王室御用達」の認定を受けた由緒正しいウイスキーなのです。 以来、現在のエリザベス2世まで歴代の国王の勅許状が、ジェームズ・ブキャナン社に授けられています。王室好きのイギリス人(スコットランド人)の常として、ロイヤルと冠したウイスキーは数多くありますが、「イギリス王室」と記されたウイスキーは後にも先にもこれ一つしかありません。...
2015/01/21

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明治の時代から多くのファンを持つスコッチの名品、オールド・パー

『オールド・パー』は、日本にはじめて紹介されたといわれるブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。その名前は、英国史上最長寿とされる人物トーマス・パーに由来しています。 続きをみるトーマス・パーは152歳まで長生きしたとされ、英国では円熟と知性の象徴とされてきました。このトーマス・パーの愛称を拝借して『オールド・パー』が誕生したのは1871年。名ブレンダーのグリーンリース・ブラザーズ社が自社のデラックスウイスキーに『オールド・パー』と名付けたのがブランドのはじまりで、現在は業界大手のディアジオに所有されています。 『オールド・パー』は、昔から一貫してハイランド東部スペイ川のほとりにある小さな蒸溜所、クラガンモアのモルト原酒を使用。清らかな川の水と芳香豊かなピート、長い熟成を経た最高のモルトは、今でもたった12名の職人がこれらの素材と技術を代々受け継ぎながら丁寧に造り続けています。...
2015/01/21

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「シングルモルトのロールスロイス」と讃えられる最高峰の味と香り|ザ・マッカラン

美しい自然に恵まれたスコットランド・ハイランド地方のスペイサイド。この美しい風景に溶け込むように佇むザ・マッカラン蒸溜所は、多くのコンペティションで№1となり、ハロッズのウイスキー読本で「シングルモルトのロールスロイス」と讃えられた『ザ・マッカラン』の故郷です。 続きをみる『ザ・マッカラン』の原料となるのは、マッカランエステートと呼ばれる大規模な大麦の耕作地で育まれた良質な大麦と清涼な泉の湧き水、イースト菌のみ。湧き水は蒸溜所の近隣を流れるスペイ川のそばにある泉の湧き水で、長いあいだ山や渓谷を通じて濾過されてきたためミネラル豊富で軟らかいのが特徴。 イースト菌が麦汁を発酵させるのに最適といわれています。熟成に使用されるスペイン産の樽は1度シェリー酒の蒸溜所に貸し出され、シェリーの貯蔵に使用したものだけを使用。熟練の職人たちが熟成のピークを見きわめ、完全なものだけを慎重に瓶詰めし、世界各国へと出荷しています。 ザ・マッカラン蒸溜所は、1824年にハイランドで2番目に「蒸溜ライセンス」を取得。合法的に蒸溜が行える政府登録蒸溜所として発足した名門の中の名門です。蒸溜所の歴史はさらに古く、この周辺がまだマッカラン教区といわれていた18世紀初めには、すでにその名が知られていました。そして、クレイゲラヒーの浅瀬を渡って都会に牛を売りに行く牧童たちによって、マッカラン農場の〝いのちの水〟は徐々に広められ、評判となっていったのです。...
2015/01/21

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スコッチでは珍しい100年以上続くブランド、ホワイト&マッカイ

酒名となっているホワイト&マッカイとは、このウイスキーを力を合わせて生み出した2人の人物である、ジェイムズ・ホワイトと、チャールズ・マッカイの姓をあわせたもだ。 続きをみるアラン・ポインターという1844年創業の酒類取扱業者の支配人として働いていたジェイムズ・ホワイトが、友人のチャールズ・マッカイと協力して1882年にウイスキー業界に進出のため、新会社を設立した。ほどなくして、”ホワイト&マッカイ・スペシャル”というブレンデッド・スコッチを世に送り出したのだ。 以来、このブランドのウイスキーは、絶えることなく売られ続けている。 このように、ひとつのブランドが100年以上も不変で続いているのは、スコッチ・ウイスキーとして、かなり珍しいのである。 現在は、ホワイト&マッカイ社は、スペイサイド・モルトのトミントール、ハイランド・モルトのダルモア、フェッターケンの3蒸留所を所有している。...
2015/01/21

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