スコッチ・ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page13 of 17

スコッチ・ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page13 of 17

スコッチ・ウイスキー特集。ウイスキーといえばスコッチ。スコッチの豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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厳しい気候から生まれたシングルモルトウイスキー、ハイランド・パーク 12年

全世界のウイスキー蒸留所のなかで最北に位置する、1798年創業の老舗。評論家からも「全モルトウイスキーの中で、もっともオールラウンダーで秀逸な食後酒」と高評価を受けるほどで、かたくなに伝統を守り、通好みでグレードの高いモルトを産出することで知られています。分類ではハイランドに属していますが、蒸留所があるのはユネスコの世界遺産に登録もされているオークニー諸島。品質を支えるためのこだわりも多く、製造に使う20%のモルトは手作業で行われ、ピートは良質のオークニー・ピートを使用。これによってモルト特有のフローラルなスモーキーさが加わっています。さらに、オーク樽のシェリーカスク(樽)を使用し、低温で熟成。個々の原酒を合わせてバランスを整え、再び樽に戻すカスクハーモナイゼーションを行うことで、一貫性とバランスを生み出しています。 続きをみる2005年、2009年、2013年の3回にわたってアメリカの専門誌「スピリット ジャーナル」において「ザ・ベスト・スピリッツ・イン・ザ・ワールド」に選ばれ、2009年のワールド・ウイスキー・アワードでは「ワールド・ベスト・シングルモルト」に選出されるなど、常に高い評価を得ています。 ラインナップには『ハイランド・パーク12年』、『ハイランド・パーク18年』、『ハイランド・パーク21年(日本未入荷)』、北欧の神々を意味する“ヴァルハラ・コレクション”などがあります。“ヴァルハラ・コレクション”は15年から20年の熟成を経たシングルモルト・ウイスキーで、『ハイランド・パーク“ソー”』、『ハイランド・パーク“ロキ”』、『ハイランド・パーク“フレイヤ”』が現在のところ登場しています。 『ハイランド・パーク12年』は、ヨーロッパとアメリカ両方のオークを使用。スモーキーでほどよい潮の風味と甘さが特徴。余韻も長く、バランスもよい、評価の高い逸品。 ...
2016/09/14

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竹鶴政孝が初めて修業した蒸留所としても知られるシングル・モルト、ロングモーン

ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝がスコットランドで初めて修業した蒸留所が、このロングモーン蒸留所。ウイスキー造りに欠かせないおいしい水ときれいな空気に恵まれたスペイサイド区エルギンにある蒸留所で、一般的な知名度は低いものの、ブレンダーの間からは昔からマッカランやグレンファークラスとならぶトップ・ドレッシングのひとつとして知られています。 続きをみるロングモーンとは、ゲール語で“聖人の場所”の意味。グレンロッシー蒸留所の創業者、ジョン・ダフが1894年に創業。蒸留所が建てられた場所にはチャペルがあったといわれ、それが蒸留所の語源となっています。ポットスチルは初留釜がストレート・ヘッド型で再留釜がランタン・ヘッド型の合計8基。再留釜では効率のよい蒸気蒸留方式を採用していますが、初留釜のほうは昔ながらの石炭直火焚きを行っています(現在は停止しているそう)。『ロングモーン12年』『ロングモーン16年』『ロングモーン30年』などのほか、ボトラーがリリースしている商品もあります。...
2016/09/14

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バランタインの原酒としても有名なスペイサイドモルト、ミルトンダフ

スコットランド東側に流れるスペイ川流域は、全体の約半数51の蒸留所が集まるスコッチのメッカ。広大な大麦は丈と良質な水、豊かな自然に囲まれた清涼な空気に恵まれ、最上のモルト生産地域とされています。現在は、スペイ川とその東西を流れるデブロン川、ロッシー川の3つの流域にある蒸留所がスペイサイドと呼ばれ、スペイサイドモルトとして名を馳せています。 続きをみるそのひとつであるのが、ミルトンダフ。香り、味、フィニッシュともにとてもクリーンでスムース。初心者にも勧めやすく、デリケートで“静かなモルト”と表されています。また、世界的銘柄バランタインの原酒の中でも、重要な役割を担っているのがこのミルトンダフ。オレンジマーマレードと、シナモンのようなスパイシーな甘さが、ミルトンダフエディション特徴となっています。 1824年、もともと修道院が経営する食品工場を蒸留所として創業。1936年にハイラム・ウォーカー社が買収以来、バランタインウイスキーの主要モルトとなっています。1964年には同社が2基のローモンド・スチルを導入。これで蒸留したモルトは「モストウィー」という名で販売されましたが1981年にスチルポットは撤去され、現在販売中止に。現在のミルトンダフは、昔ながらのストレート・ヘッド型のスチル4基によって生産されています。 高級スコッチであるバランタインのキーモルトとなっているほか、ボトラーズによって、『ミルトンダフ (ウイリアム・ケイデンヘッド)』、『ミルトンダフ(ハンターレイン)』、『ミルトンダフ(ダンカンテイラー)』、『ミルトンダフ(ゴードン&マクファイル)』などがあります。...
2016/09/14
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スペイサイド地区の軽く華やかなスコッチ、トミントール

製造元のトミントール蒸留所は、スコッチ発祥の地とされるスペイ川の支流・エイボン川の上流で1964年に創業。夏は涼しく、冬は冷涼な気候で、ハイランド地方でもっとも標高が高い地域として知られています。トミントールとは、ゲール語で“納屋の形をした小さな丘”という意味。 続きをみる1970年代に、ホワイト&マッカイグループが買収。以後、ブレンデッドスコッチのモルト原酒として使われてきました。2000年には、ロンドンのブレンダーであるアンガス・ダンディ社が買収し、傘下となっています。トミントール蒸留所では、バラントルーアン山の良質な水を使用し、ウイスキーを生産。スペイサイドでもっとも軽く華やかなウイスキーともいわれ、フローラルな風味と少し甘みを帯びたバランスのよい味わいが特徴。 ラインナップには、『トミントール10年』、『トミントール14年』、『トミントール16年』、『トミントール33年』、『トミントール シングルカスク』などがあります。...
2016/09/14

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スモーキーフレーバーの元になる“白いヒースの花”、ホワイト・ヘザー

スコッチ・ウイスキーは、イギリス北部のスコットランド地方で製造されるウイスキー。その歴史はとても古く、15世紀にはすでに王がたしなんでいたと考えられています。スコットランドは一年中気温が低く湿地に覆われたやせた大地ですが、ウイスキーの主原料となる大麦の生育には最適で、湿地帯はピート(泥炭)を生み出しました。このピートを使い大麦麦芽を乾燥させることで生まれるのがスコッチ独特のスモーキーフレーバー。この豊かな香りこそが、スコッチ・ウイスキーの特徴といえます。 続きをみる『ホワイト・ヘザー』は、キャンベル社の子会社であるホワイトヘザー・ディスティラリー社が手掛けた“白いヒースの花”という意味を持つブレンデッド・スコッチ・ウイスキーです。このヒースこそが『ホワイト・ヘザー』の味わいの秘訣。ヒースとはツツジ科の植物でふつうはピンク色の花が咲きますが、まれに白い花が咲くことがあります。スコットランドでは四葉のクローバーのように、その白い花を見つけると幸運になれると言い伝えられているのです。このヒースが枯れて土に返ると、やがてウイスキーの製造に欠かせないピート(泥炭)になります。 『ホワイト・ヘザー』は、ピートの元となるヒースの名前がついているだけあって、味わいにもスモーキーフレーバーが強く香り、ほどよく辛口。キーモルトにはハイランド地方スペイサイドのラワー川沿いに1826年に創業したアベラワー蒸溜所のモルト原酒を使用。アベラワー独特のシェリー感を残しながら、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをバランスよくブレンドし、スコッチらしい重厚さとコクのあるなめらかなウイスキーに仕上げています。スコットランドの民族衣装を着たバグパイパーがかわいらしい『ホワイト・ヘザー バクパイパー』の陶製ボトルは、応接室の飾りや贈り物としても人気があります。...
2016/09/14
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力強いコクとまろやかさが際立つ名品、ティーチャーズ

世界五大ウイスキーのなかでも、ウイスキーを確立した存在感をもつスコッチ・ウイスキー。イギリス北部のスコットランド地方で製造されるウイスキーの総称ですが、生産地域によってハイランド、ローランド、アイラ(アイレイ)、キャンベルタウンと大きく4つにタイプ分けされ、味も香りも大きく異なります。なかでもハイランド地方は、スコットランドの全蒸溜所の8割、100近い蒸溜所が集まるスコッチ・ウイスキーの中心地です。 続きをみる『ティーチャーズ』は、そのハイランド東部ハントリーの郊外にあるグレンドロナック蒸溜所のモルトを使用した代表的なウイスキー。1826年に創業したグレンドロナック蒸溜所は、1996年まではフロアモルティングを行い、石炭の直火焚きを最後まで行っていた伝統があり、長年クラフトマンシップを大切にしてきた蒸溜所です。 『ティーチャーズ』の歴史は、創業者ウイリアム・ティーチャーがグラスゴーに食料品店を開いた1830年までさかのぼります。ティーチャーは開店後にスピリッツのブレンディング事業に手を広げ、のちに息子が事業を引き継ぐと、ますますブレンディングに力を注ぐようになります。そして1884年に『ティーチャーズ・ハイランド・クリーム』を商標登録すると、ウイスキー造りが完全に本業に。彼が造るウイスキーは品質が常に一定していたため、「スコッチの先生 (ティーチャー)」として愛されました。 『ティーチャーズ』は、グレンドロナック蒸溜所の重厚なモルト原酒を中心に、アーモンドなどの原酒を使用。テイストの違う原酒が織りなす新たな味わいを楽しめるブレンデッド・スコッチ・ウイスキーです。モルトの含有量が高いため力強いコクとまろやかさが特徴。スコッチ好きにこそ飲んでほしい、個性の強い銘酒といえます。...
2016/09/14

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