お酒特集記事一覧 page5 of 43

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お酒コラム|豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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ウイスキー|穀物を原料に、樽で熟成した生命の水

ウイスキーは、世界中のいろいろな国で造られているが、「穀物を原料とした蒸留酒で、樽で熟成させたもの」という共通した認識がある。【穀物原料】【蒸留酒】【熟成】という3つの要件を満たしてはじめて、ウイスキーと呼ぶことができる。 ウイスキーの歴史  ウイスキーの蒸留がいつ頃始まったのか、はっきりしていないが、中世に錬金術の恩恵を受けて、アイルランドで生まれたとされるのが定説となっている。錬金術は4世紀ごろエジプトで盛んになり、地中海沿岸を通じて中世初期にスペインに伝わった。この錬金術の過程で、錬金術用のるつぼに何らかの発酵液が入り、アルコール度数の高い強烈な液体が偶然生まれ、それが、蒸留酒というものを経験した始まりだと考えられている。錬金術師たちはその酒をラテン語で『Aqua Vitae(生命の水)』と呼び、不老長寿の秘薬として珍重したという。  この『生命の水』の製法が、スペインを通じてヨーロッパ諸国、さらに海を渡りアイルランドに伝わり、ぶどうの取れない北の大地ではビールを蒸留して、火のように強い酒を造った。これがウイスキーの起源であり、アイルランドの人々は『生命の水』をケール語に直訳してUisge beatha(ウシュク・ベーハ:ウシュクは水、ベーハは命)と呼んだ。...
2015/01/15

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さまざまなワイン|人類はワイン醸造上の失敗から、様々な酒を生み出した

  ワインはぶどう果、またはぶどう果汁を発酵させてつくった「ぶどう酒」をいい、人類はワイン醸造上の失敗から、様々な酒を生み出した。  たとえば、ワイン貯蔵中の事故である再発酵からスパークリング・ワイン(発泡性ワイン)が生まれ、産膜性酵母の汚染からは『シェリー』、貯蔵中の品温の異常上昇から『マディラ』が生まれた。また、ヴェルモットや、ブランデーもワインの仲間である。 ワインの生産量  世界のワイン生産数量は欧州を中心に毎年2700万kl前後である。国別にみるとフランス、イタリア、スペイン、アメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、中国等の生産数量が多い。ワインの主産国における消費量が減少しているため、世界的にみるとワインは生産過剰である。...
2015/01/15

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ブランデー|もともとは『焼いたワイン』

ブランデーは、もともと、ぶどうを発酵、蒸留した酒だったが、現在では果実を主原料にする蒸留酒すべてについてこの名称が使われている。つまり、狭義のブランデーと、広義のブランデーとの2種類がある。 ブランデーの歴史 狭義のブランデー ぶどう原料のブランデーが、フランス西南部のアルマニャック、コニャック地方で造られるようになった。その後、17世紀後半から商業化の時代に入る。また、ブランデーの一種として、ぶどう以外を原料にしたブランデーも、フランス各地で製造・販売されるようになったと考えられる。ブランデーという名称は、コニャック地方でぶどうをワインにし、さらにそれを蒸留したものを、“Vin Brule(ヴァン・ブリュレ:ワインを焼いたもの)”と呼び、それをこの地に取引にやってきたオランダ人貿易商たちが、オランダ語に直訳して“Brandewijn(ブランデウェイン)”と称して輸出した。主な輸出先はイギリスで、彼らはこの語を縮めて“Brandy(ブランデー)”と呼ぶようになった。ブランデーの当初の意味は、ワインの蒸留酒のことだった。このワイン蒸留酒の代表例が、フランスだとコニャック、アルマニャック、フレンチ・ブランデー、およびオー・ド・ヴィー・ド・ヴァンなどである。また、ドイツ、イタリア、スペイン、東ヨーロッパ、アメリカ、日本のブランデーも、このタイプのものが主流である。 広義のブランデー ぶどうから果汁を搾った後、残りカスを発酵させて蒸留したものをカスとりブランデーという。フランスでは、オー・ド・ヴィー・ド・マール(マール)、イタリアでは、グラッパと呼んでいる。マールは、コニャックと同じように樽熟成を経て琥珀色になってから製品化するものがほとんどだ。逆にグラッパは、樽熟成されずに無色透明のまま製品化するのが一般的なスタイルである。スペインやポルトガル、南米諸国でアグアルディエンテ、バガセイラ、ビスコなどと呼ばれている焼酎に近い感じの蒸留酒だが、その中にはカスとりブランデーの一族が含まれる。ぶどう以外の果実を原料にして造られるブランデーでは、りんごを原料としたカルヴァドスが有名である。フランス西北部のノルマンディ地方の特産酒で、蒸留後、樽熟成させて琥珀色になったところで製品化している。...
2015/01/15

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シャンパーニュ|シャンパーニュ地方産のスパークリング・ワインのみに許される名称

フランスのシャンパーニュ地方産のスパークリング・ワインのみが「シャンパーニュ」という名称の使用を許されている。 シャンパーニュの歴史 17世紀まで、この地方のワインは普通の非発泡性ワインであったが、17世紀後半に、盲目の修道僧、ドン・ペリニヨンの功績が、現在のような発泡性ワインが生まれるきっかけになった。 シャンパーニュ地方は北緯49度にあるが、丘陵地の斜面にぶどうを植えることにより、ぶどう栽培が可能となっている。また、キンメリジャンと呼ばれる独特の石灰質の混在した泥土質の土壌により、適度な湿度と温度の調整がなされていることも特徴の一つである。この地方はぶどう栽培の北限にあたるため、毎年ぶどうの出来が異なる。そのため、複数の年、村、ぶどう品種をブレンドするのが一般的で、最低15カ月熟成した「ノン・ヴィンテージ(NV)」が主流である。しかし、ぶどうの出来が良い年は最低36か月間瓶熟成した「ヴィンテージ」や、「プレスティージュ」も造っている。現在、シャンパーニュ地方3万ha以上のぶどう畑があり、その75パーセントは北部のマヌル県に集中している。ランスの南に広がるモンターニュ・ド・ランスでは、主にピノ・ノワール種が栽培され、マヌル川沿いのヴァレ・ド・ラ・マヌルでは、主にピノ・ムニエ種が、エペルネ南方の東向き斜面コート・デ・ブランには、シャルドネ種が植えられている。これらの畑の90パーセントは2万件ほどの小規模な栽培家によって所有され、大手(ぶどうを購入するネゴシアン・マニピュラン=NM)の自社畑は10パーセントほどに過ぎない。また、白ぶどうのみを使った「ブラン・ド・ブラン」、黒ぶどうのみを使った無色の「ブラン・ド・ノワール」、ピンク色の「ロゼ」も近年人気が高まっている。...
2015/01/15
レミーマルタンロゴ

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コニャック・メーカー屈指の老舗「レミーマルタン」

このコニャックの創業は、1742年。コニャック地方ジャルナック町の東北、ルイヤックのぶどう栽培者の子息、レミー・マルタンが、蒸留にも手を広げたのが始まり。現存するコニャック・メーカーのなかでは、屈指の老舗である。 続きをみる1738年、フランスは食物不作のため深刻な食糧難に見舞われた。国王ルイ15世は、ぶどう栽培の制限を命じ、コニャックのぶどう畑は、次々と食べ物の畑に転換されたが、レミー・マルタンだけは、ぶどう畑の拡大を許す特権(アコール・ロワイヤル)を授かった。 19世紀半ばから、レミー・マルタンのコニャックは、樽売りと並行して、瓶詰めでも発売されるようになった。20世紀に入ると、グランド・シャンパーニュ地区のぶどう栽培業者の子息アンドレ・ルノーが社長に就任して、会社の業績を大きく伸長させた。彼の死後、娘婿のアンドレ・エリアール・デュブロイユが継ぎ、現在はその娘ドミニク・デュブロイユの代になっている。...
2015/01/19

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百年の孤独|薄い琥珀色で香りもウイスキーなどに近い

百年の孤独の蔵元である黒木本店は、明治18年の創業で、宮崎県高鍋町にあります。 続きをみる銘酒「百年の孤独」は孤独な焼酎ではありません。文化としての酒造りを実践する黒木本店が、「酒造りは農業である」との信念から、原料を作る農家の人々の協力を得て、作り出している焼酎だからです。麦栽培日記からは、二条大麦「ニシノホシ」を栽培して百年の孤独を支える農家の人々の姿も知ることができます。「ニシノホシ」は「ニシノチカラ」を母に、「栃系145」を父に誕生したものです。 創業以来の百余年の伝統技術に従い、手造りの麹を使って、厳選されたニシノホシを発酵・醸造し、減圧単式蒸留で、麦のクセや匂いといったものを取り除いて造られる焼酎です。ウイスキーと同様に蒸留した焼酎をホワイトオークの樽で熟成させ「百年の孤独」として出荷します。従って、色は薄い琥珀色で香りもウイスキーなどに近く、味わいは強いアルコールの中にも甘みが感じられ麦の香ばしさが広がる。...
2015/01/20

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