ローラン・ペリエ|極辛口のウルトラ・ブリュットの先駆者
1812年に元樽職人のアンドレ アルフォンソ ピエルがローラン・ペリエの前身となるネゴシアンを興しました。それを継いだウジョーヌ ローランと妻のマティルド エミリー ペリエの姓からローラン・ペリエの名称がつきました。1939年にマリー・ルイーズ ランソン ドゥ ノナンクールはローラン・ペリエの経営を掌り、次男のベルナールがメゾンの発展に尽力しました。
続きをみる当主ベルナール ドゥ ノナンクール氏はどうすれば「フレッシュネス」を保つシャンパンが出来るかを捜し求めてステンレスタンクの導入にたどり着いたのは、1973年のことでした。この年、初めてシャンパーニュ地方でステンレスタンクが使われたのです。
成功の秘訣は、作業効率のために機械化しても従業員のレイオフは行わないなど、従業員を大切にする企業哲学です。ワインも出荷前の糖分調整を行わない極辛口のウルトラ・ブリュットの先駆者です。ロゼの醸造に関してのこだわりも強く、大手メゾンでは珍しくセニエ法で風味が豊かなロゼ・シャンパーニュを製造しています。現在では世界屈指のシャンパーニュ・メゾンで、ドラモットやサロンも傘下企業に治めています。英国王室の御用達のシャンパーニュとなっています。...