お酒特集記事一覧 page27 of 43

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お酒コラム|豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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スモーキーフレーバーがさわやかに香る伝統のスコッチ【マクギボン】

『マクギボン』は、スコットランド、キンタイア地方出身のダグラス・マクギボン社が販売するブレンテッド・スコッチ・ウイスキーです。ダグラス・マクギボン社は、1947年の創業から今日に至るまで、単独で家族経営を守り抜いてきたスコットランドの企業。 続きをみる素晴らしい品質と独特の個性、完璧なバランスを持つブレンデッド・ウイスキーを追求し、マスターブレンダーのもとに高品質で希少なスコッチウイスキーをスコットランド各地から集め、所有しています。 『マクギボン』のスコッチは、スタンダード品がスペシャル・リザーヴ、デラックス品がプレミアム・リザーヴという名前で発売されています。色は、濃い目の琥珀色で、香りはさわやかなピート(泥炭)の香り。スモーキーフレーバーがのった豊かな味わいで、スコッチらしい郷愁が感じられます。フィニッシュもさわやかなスモーキーフレーバーで、伝統的なスコッチの味を好むウイスキー通に愛されてきました。 また、『マクギボン』といえば、ゴルフクラブやボール、ゴルフバッグなどをデザインしたボトルでも有名なブランド。スコットランドはゴルフ発祥の地であり、ゴルフはスコットランドの国技でもあります。「マスターズ・リザーブ」は1990年代に流通していたもので、陶器製のボトルにはゴルフの聖地「セントアンドリュース」の中でも、最も由緒ある「オールド・コース」が描かれています。また、ゴルフクラブとバッグがふたつずつセットになったユニークなボトルもあり、ゴルファーたちのコレクションや贈り物としても人気を博しました。『マクギボン』の名前を一躍有名にしたこれらのボトルは、現在は廃盤となっているため、入手が困難な珍品となっています。...
2016/09/14
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美しく神秘的なリズモア島をイメージして誕生、リズモア

スコッチウイスキーの故郷、イギリス北部のスコットランド。その北西部、ローン湾に浮かぶリズモア島(sle of Lismore)は、ゲール語で〝大きな庭園〟という意味を持つ小さな島。名前の通り美しい自然に恵まれ、バカンスやバードウォッチャーのメッカとしても知られています。また聖コロンバとともにスコットランドにキリスト教を布教した聖モルアグゆかりの地でもあり、島にはモルアグの椅子やモルアグの杖が残されています。 続きをみるその島の美しく神秘的な雰囲気をイメージしてブレンドされたのが『リズモア』。香りがよく女性にも人気のあるスムーズな飲み口のブレンデッド・スコッチウイスキーです。 発売元のウイリアム・ランディ社は、1904年の創業。ロバート・ドナルド・ランディが、デイヴィッド・サンデマンと共同で、ウイスキー取扱商会をグラスゴーに興したのが始まりです。のちに、サンデマンが独立し、商会はランディ一家の所有となりました。現在は、創業者の孫が当主となって、ファミリー・カンパニーの姿を受け継いでいます。 ウイリアム・ランディ社は創業から90年以上を経た現在、グラスゴーを代表するウイスキー業者に。同社の社訓は〝妥協を許さぬ品質〟。その社訓を守りながら、今も丁寧なウイスキー造りが続けられています。 『リズモア』は、スタンダード品のファイネスト、12年、15年、18年のプレミアム品のほか、10年熟成のシングルモルトがあります。いずれもリズモア島をイメージしたクリーンでなめらかな風味が魅力。クセが少なくマイルドな味わいは飲む人を選びません。ラベルにはリズモア島とマル島の美しい山々が描かれています。...
2016/09/14
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創始者の愛称をそのままつけた〝ノッポのジョン〟【ロング・ジョン】

世界で親しまれているブレンデッド・ウイスキー『ロングジョン』。創始者であるジョン・マクドナルドは、スコットランドの北部ハイランド地方の名門マクドナルド家に生まれました。大人になったジョンは、なんと193cmの長身だったため、〝ノッポのジョン〟(ロング・ジョン)と呼ばれ、皆に親しまれていたのだとか。大きな身体に優しい心、そして明晰な頭脳を持つジョンは、スコットランドの英雄でもありました。そんなジョンが、ハイランド地方のフォート・ウィリアムにスコッチウイスキーの蒸溜所をつくったのは1825年のこと。以来、ジョンのウイスキーは〝スコッチの巨人〟とよばれ広く親しまれるようになったのです。 続きをみる『ロングジョン』の風味の中核となるのはトーモア蒸溜所のモルト原酒。1958年に建設されたこの蒸溜所は、ロイヤルアカデミー学長を務めた著名な建築家アルバート・リチャードソン氏によってデザインされ、ウイスキー評論家のマイケル・ジャクソン氏からは「建築学的に最もエレガントな蒸溜所」と高く評価されました。 トーモア蒸溜所が建てられたスペイ川流域のスペイサイドは、ウイスキー造りに欠かせない美しい水と空気に恵まれた冷涼な土地。スペイ川を見渡すトーモア蒸溜所には、音楽時計、庭の湖、鐘楼なども設えられ、美しい姿を今に伝え続けています。 『ロングジョン』は、トーモアをキーモルトに約30種類もの熟成モルトとグレーン原酒をバランスよくブレンド。まろやかな飲み口が心地よく、芳醇な風味に魅了されます。ドライでスパイシー、甘くスモーキーな味わいは炭酸水との相性もよく、ハイボールにしても美味しいウイスキーです。...
2016/09/14
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シェリーの古樽で熟成された芳醇なシングル・モルト、グレントロミー

シングル・モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料とし、単一の蒸溜所のモルト原酒のみでつくられたウイスキーのこと。これに対して、複数の蒸溜所のモルト原酒と、トウモロコシなどを原料としたグレーンウイスキーをブレンドしたものをブレンデッド・ウイスキーと呼びます。ブレンデッド・ウイスキーはさまざまな蒸溜所の原酒をブレンドすることで新しい味わいを生み出しますが、シングル・モルトウイスキーは、ひとつの蒸溜所の歴史や製法、仕込み水や使用する原料、自然風土などがそのまま味に反映されます。その個性やこだわりを楽しめることが、シングル・モルトウイスキーの最大の魅力といえます。 続きをみる『グレントロミー』は、スペイサイド蒸溜所産のシングル・モルトウイスキーです。スペイサイド蒸溜所はインヴァネスの南東、スペイ川支流のトロミー川沿いに1895年に設立された蒸溜所。『グレントロミー』という酒名は、この川の名前にちなんでつけられました。蒸溜所は第一次世界大戦前に当時のオーナーの死去に伴って一旦閉鎖。その後、操業、休業を繰り返した後、第二次世界大戦後、現オーナーであるジョージ・クリスティが蒸溜所の土地を入手しました。ブレンダーでもあるジョージ・クリスティーは、長年の夢を叶えるため、30年以上の年月をかけて理想の蒸溜所を設計。新会社を設立し1990年から蒸溜業を再開しています。 『グレントロミー』は、シェリーの古樽を選んで熟成された風味豊かな味と香りが特徴のシングルモルト。12年はバランスの取れた味わいが魅力で、17年はモルト特有のスモーキーフレーバーと芳醇な味わいが印象的な逸品です。...
2016/09/14
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女性にも人気のある華やかなシングル・モルト【スペイバーン】

『スペイバーン』は、スコッチウイスキーの故郷ハイランド地方のスペイサイドにあるスペイバーン蒸留所で造られたシングル・モルトウイスキーです。 スペイバーン蒸留所は、1897年にジョン・ホプキンスが創業した蒸溜所。 スペイサイドグレン・オブ・ローゼスの深い渓谷の谷間にあり、サーモンフィッシングで有名なスペイ川に位置。ラベルにはスペイ川の名産でもあるサーモンが描かれています。 続きをみる創業の1897年はヴィクトリア女王の在位60年のダイヤモンド・ジュビリーの年でもあり、オーナーはどうしてもこの年に最初のウイスキーを造ろうとしました。ところが最初の蒸留にこぎつけたのは12月の最終週。ローゼスの谷を雪と嵐が襲う中、窓もドアも完成していない蒸溜棟で職人たちは厚手のコートを着こみ作業をしました。それでも「1897」という記念すべき年号を入れることができた樽は最初の一樽だけであったといわれています。そんな逸話を残し、今なおヴィクトリア時代の美しさを誇る蒸溜所ですが、 この場所はもとは処刑場だったという説もあり、当時の蒸溜所の職人たちは夜間勤務を嫌がったといわれています。その後スペイバーン蒸留所は、1991年にインヴァー・ハウス・ディスティラーズ社の傘下に入りました。 『スペイバーン』は、このスペイバーン蒸留所で純度の高い仕込み水を使い、伝統的な単式蒸留を2回行って造られる軽やかな味わいのシングルモルト。酸味と甘味のバランスがよく、クセのないすっきりとした飲み口で甘さが心地よく広がります。スペイサイド特有の華やかさとバランスのよさが特徴で、ストレートのほかハイボールや水割りにもおすすめ。女性にもファンが多く、飲みやすいウイスキーとして親しまれています。世界的な酒類コンペティションSWSC2012で2年連続ゴールドメダルを受賞。...
2016/09/14
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フルーティな香り印象的な若々しいスペイサイドモルト|タムデュー

ゲール語で「黒い丘」という意味に由来する『タムデュー』。ハイランド地方スペイサイドのタムデュー蒸溜所産モルトウイスキーのみをボトリングしたシングル・モルトウイスキーです。タムデュー蒸溜所が位置するのは、スペイサイドの中心部スペイ川の北側。隣にはノッカンドゥ蒸溜所があり、すぐ近くにはカードゥ蒸溜所があるなど、スコットランドのなかでも屈指の蒸溜所密集地域です。 続きをみるタムデュー蒸溜所は、スコッチウイスキー産業の拡大傾向が最高潮に達していた19世紀後半に設立。ザ・ハイランド・ディスティラー社のディレクター、ウィリアム・グラントが同業15社から建設費の総額1万9,200ポンドを募り、エルギンの建設家チャールズ・ドイグが設計を担当して建設されました。 製造開始は1897年7月。最初は水源の権利をめぐっての議論があったものの、1年後の1898年6月までにはトータル21万4,476ガロンのスピリッツを生産し、同年後半には、ザ・ハイランド・ディスティラー社に買収されました。その後、タムデュー蒸溜所は1911年から1913年まで、さらに1928年から1948年までの20年操業を停止。その再操業の2年後、既存のフロアモルティング製法に代わってサラディン式モルティングを導入しました。これは、区切ったフロアに大麦を入れ、下から空気を送って攪拌するというもので、タムデュー蒸溜所はスコットランドで唯一サラディン式モルティングで操業を続けている蒸溜所としても知られています。 『タムデュー』は、若々しいスペイサイドモルトで、美しい琥珀色とフルーティな香りが印象的。麦芽の甘みを帯びたマイルドな味わいは、初心者にもおすすめです。...
2016/09/14

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