ウイスキーの特集記事|お酒特集記事 page15 of 24

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ウイスキー特集。ウイスキーの豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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名峰のふもとで生まれた香り豊かなシングルモルト【ベン・ネヴィス】

シングル・モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料とし、単一の蒸溜所のモルト原酒のみでつくられたウイスキーのこと。これに対して、複数の蒸溜所のモルト原酒と、トウモロコシなどを原料としたグレーンウイスキーをブレンドしたものをブレンデッド・ウイスキーと呼びます。ブレンデッド・ウイスキーはさまざまな蒸溜所の原酒をブレンドすることで新しい味わいを生み出しますが、シングル・モルトウイスキーは、ひとつの蒸溜所の歴史や製法、仕込み水や使用する原料、自然風土などがそのまま味に反映されます。その個性やこだわりを楽しめることが、シングル・モルトウイスキーの最大の魅力といえます。 続きをみる『ベン・ネヴィス』は、フォートウイリアム地区にそびえるスコットランド最高峰の山の名前をもつシングル・モルトウイスキー。ベン・ネヴィス蒸溜所は、ハイランド地方フォートウイリアム地区の最も古い公認蒸溜所のひとつとされ、1825年にロングジョン・マクドナルドによって創業されました。1980年代には一時、醸造会社のウィット ブレッドの傘下にありましたが、1989年からはニッカウヰスキーが所有しています。標高1,343mの山のふもとに位置するこの蒸溜所は、清らかな雪解け水と豊かな自然に恵まれ、伝統的製法とニッカの技術によって、香り高く、バニラのようにまろやかな味わいのスコッチ・ウイスキーが造られています。 『ベン・ネヴィス10年』は、西ハイランドの味わい豊かなコクが特徴。ソフトな香り立ちと穏やかなフルーティーさが魅力で、ヒースの花のような香りも感じられます。他にシングルカスクタイプやシェリーカスクもリリース。1992年蒸溜のモルトをファーストフィルのシェリー樽で熟成させた、カスクストレングスの15年ものもあります。...
2016/09/14
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香り高く優雅な〝樽だし原酒〟バーボン・コニサーズ

開拓者たちが造り上げ、禁酒法を乗り越えて生き残ったアメリカン・ウイスキー。世界5大ウイスキーのなかでも、軽く飲みやすい味わいが特徴です。実り豊かなアメリカでは、トウモロコシ、大麦、小麦、ライ麦などさまざまな材料でウイスキーが造られますが、その半分を占めているのがトウモロコシを主原料としたバーボン・ウイスキーです。 続きをみるバーボン・ウイスキーとは、原料に51%以上のトウモロコシを使い、内部を焦がした新しい樽で熟成させたウイスキーのこと。2年以上熟成させると、ストレートバーボン・ウイスキーになります。バーボン発祥の地であるケンタッキー州は、石灰岩層(ライムストーン)が続き、主原料のトウモロコシが豊かに実るため東部から蒸溜業者が多数移住。世界的に知られる蒸溜所がいくつも点在しています。  『バーボン・コニサーズ』は、オールド・フィッツジェラルド社の原酒を独自に熟成し、そのまま瓶詰めしたバーボン・ウイスキー。1870年にジョン・E・フィッツジェラルドによってケンタッキー州フランクフォートに蒸溜所を開設し創始されたオールド・フィッツジェラルド社は、香り高く優雅な味わいのバーボンを生むことで知られています。...
2016/09/14
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現在は製造されていない幻のブレンデッド・モルト|ベリーズ・オール・モルト

発売元であったベリー・ブラザース&ラッド社は、1698年に創業以来、ロンドンのセント・ジェームス街に店を構える英国最古のワイン・スピリッツ商。食品、異国の香辛料、紅茶やコーヒーの販売に始まり、ファインワインやスコッチウィスキーを手がけています。 続きをみるブレンデッドで有名なカティ・サークの発売元でもあるこのベリー・ブラザース&ラッド社からリリースされていたヴァッテッド・モルトが『ベリーズ・オール・モルト』。現在は製造されておらず、販売も中止されています。 このモルトの歴史は古く、発売されたのは第二次大戦直後。一族のヒュー・ラッドによってブレンド(ヴァッティング)されたウイスキーで、アイラ・モルトがふんだんに使われているのが大きな特徴です。同シリーズには、同じくブレンデッドのベリーズ・ベストもあります。...
2016/09/14
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ヨーロッパで人気の高いヴァッデットモルト、オブライアン

オブライアン・スペシャルリザーブは、ロンドンに本社を置くファースト・ブレンディング社が製造・販売するヴァッデットモルト・ウイスキー。スコットランドのグラスゴー近くにブレンディング工場があり、スコットランド各地からモルトを厳選し、現代人好みの味わいにブレンド。年間生産量は約1万本。イギリス以外のヨーロッパ各国でも人気があり、特にフランスでは高い販売率を誇ります。 続きをみるヴァッデットモルトは、異なった個性をもつモルト・ウイスキーを混ぜ合わせた(ヴァッティング)もの。モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーを混ぜ合わせたものがブレンデッド・ウイスキーと呼ばれていて、両者は原料が異なっています(現在はいずれもブレンデッド・モルトと表記)。オブライアン・スペシャルリザーブは、洗練されたピートの香と熟成した深いコクが特徴の、ヨーロッパで人気のあるヴァッデットモルト・ウイスキー。8年物、12年物、15年物があり、12年は200リットルのオーク樽で熟成。15年は、長期の熟成を経た、より深い熟成感を味わうことができます。...
2016/09/14
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ワイルドテイストが魅力のブレンデッド・モルト、グレン・ハンター

イギリス北部のスコットランド地方で製造されるスコッチ・ウイスキー。その原酒は、大麦麦芽のみを原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシやライ麦など、大麦以外を主原料にしたグレーンウイスキーに分けられます。現在は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッド・ウイスキーが主流ですが、グレーンウイスキー使わずに、蒸溜所の異なるモルトウイスキー原酒のみをブレンドしたものを、ブレンデッド・モルトウイスキーとよびます。個性が強いモルト原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。 続きをみる『グレンハンター』は、スコットランド・グラスゴー地方におけるトップブレンダー、グレン・アーガイル社が製造するブレンデッド・モルトウイスキーです。グレンハンターという名前は、らい鳥、きじなどを追う狩人たちが集まった〝狩人の渓谷〟を意味します。こうした狩人のひとりによって生みだされた『グレンハンター』は、ハイランドやローランドの蒸溜所から厳選されたモルト原酒のみを絶妙なバランスでブレンドしたワイルドテイストが特徴。多くのハンターたちに愛されてきた名酒です。 ウイスキーは温度が低くなると溶け込んでいる香味成分が白濁するため、これを防ぐために通常はチルフィルター処理を行います。しかしグレンハンター・ピュアモルトは、あえてチルフィルター処理をしていません。この工程で通が好む微妙な味わいが損なわれることがあるからです。このため低温になると若干のにごりを生じることがありますが、常温になると透明にもどります。このにごりは『グレンハンター』の品質の自然さと純粋さを表す証しでもあります。...
2016/09/14
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オーク樽が芳ばしく香るシングル・グレーン、ブラック・バレル

ウイスキーの原酒には、大きく分けてモルトウイスキーとグレーンウイスキーの2つの種類があります。モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料としたもので、グレーンウイスキーはトウモロコシやライ麦などの穀類を原料としたウイスキー。個性が際立つモルトウイスキーとは違い、穏やかな味わいが魅力です。 続きをみるグレーンウイスキーは、ブレンデッド・ウイスキーのブレンドに欠かせない存在ですが、グレーンウイスキーだけで販売されることもあります。単一の蒸溜所で造られたグレーン原酒のみをボトリングしたウイスキーは、シングル・グレーンウイスキーとよばれています。 『ブラック・バレル』は、原料に大麦麦芽のほかトウモロコシを使用。ガーヴァン蒸溜所産のグレーン原酒のみを瓶詰したシングル・グレーンウイスキーです。 『ブラック・バレル』という名前は、熟成に用いるオーク樽の内側をすっかり黒ずむまで焼くことからつけられました。この作業を施すことにより、甘くてジューシー、芳しくまろやかな味わいに仕上がるといわれています。 1963年創業のガーヴァン蒸溜所は、スコットランド南西部エア州にあるウィリアム・グラント&サンズ社所有のグレーンウイスキーの蒸溜所。同社は、グレンフィディック、バルヴェニーキニンヴィ蒸溜所などモルトウイスキーの蒸溜所も所有しています。同蒸溜所敷地内には1966年創業のモルト蒸留棟であるレディーバーン蒸溜所がありますが、1976年に操業停止して以降、モルト・ウイスキーの生産は行われていません。ポットスチルは計4基。仕込用水はペンワップル貯水池の水を利用しています。...
2016/09/14

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