ブルゴーニュの特集記事|お酒特集記事 page2 of 3

ブルゴーニュの特集記事|お酒特集記事 page2 of 3

ブルゴーニュの特集。フランスワインの2大産地ボルドーとブルゴーニュのうち DRCなどのブルゴーニュ系のワインの特集をお届け

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D.R.C. ロマネ・サン・ヴィヴァン|サン・ヴィヴァン修道院の 修道僧たちが持ってきたブドウが起源のワイン

ロマネ・サン・ヴィヴァンはDRCがリリースする特級ワインのひとつです。「ロマネ・サン・ヴィヴァン」の名前は「サン・ヴィヴァン修道院」に由来し、ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑の歴史は11 世紀に遡ります。ローマ時代に、当時ヨーロッパの海を我がものとしていたヴァイキング(ノルマン人)に侵攻され、助けを求めてきた修道僧たちに、当時のブルゴーニュ公ユーグ2世が、1131年にヴォーヌとフラジェの村にある領地の全てをサン・ヴィヴァン修道院に寄進したことに始まります。 続きをみる修道僧たちは荒れ地を開墾し、その土壌と気候に最適だったピノ・ノワール種のブドウの種を東フランスから持ち帰って植えました。その「神に祝福された土地」と呼ばれたブドウ畑が、のちに「ロマネ・コンティ」や「ロマネ・サン・ヴィヴァン」を生み出す畑のとなったのです。 ブドウ畑は粘土質が多い褐色の石灰岩の表土(9cm)の上にある。斜面の上部は傾斜がきつく(12%)粘土質は少なくなります。ロマネ・サン・ヴィヴァンのブドウ畑はリシュブールとロマネ・コンティの東側にあり、総面積は9.45haで、1個のドメーヌが所有しています。このうち、DRCの所有するブドウ畑は5.29haの広さがあり、リシュブールの東隣にあります。...
2015/01/21

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D.R.C. グラン・エシェゾー|エシェゾーの兄貴分と称され、男性的でコクのあるワイン

D.R.C.グラン・エシェゾーは、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティがグラン・エシェゾーのブドウ畑から生産する特級ワインです。グラン・エシェゾーは西側にエシェゾー、東側に有名なクロ・ド・ヴォージュが隣接する特級畑です。グラン・エシェゾーは昔レ・ゼシェゾー・デュ・バ(bas、下)、下の方のエシェゾーと呼ばれていました。 続きをみる実際、等高線図でみるとエシェゾーは標高が27mですが、グラン・エシェゾーは1mほど低く、標高が26mで東側に緩やかに傾斜しています。地質はジュラ紀(1億75年前)のもので、 バジョシアン石灰岩盤を粘土石灰質の表土がかなり均質に覆っています。エシェゾーと比べると、土壌が深く、小石が少なめの土地です。グラン・エシェゾーの畑は全体で9.1haあり、DRCは3分の1強の3.52haを所有しています。DRCのブドウ畑のピノ・ノワールの平均的な樹齢は45年以上で、全て手摘みで収穫されます。丁寧に摘み取られたブドウは、徐梗せず発酵工程に移され、5~6日間の低温マセラシオンを行います。マセラシオンの期間は比較的長いですが、タンニンの過剰な抽出は避けています。そして、新樽率1%のオーク樽で醸造されます。ピノ・ノワールから生まれるワインの素晴らしい果実感とアロマはもとより、DRCグラン・エシェゾーはプルーンやブラックベリーのようなアロマを持ち、口に含んだ瞬間、オーク樽の熟成由来の繊細でエレガントな香りが広がると言われています。妥協をせずに手間をかけて造られる「グラン・エシェゾー」の味わいは「深い森を散策する夢見がちな貴族」と言われ、「男性的でコクのある素晴らしいワイン」であるとも評されます。ピノ・ノワールが凝縮されたような香りを持ち、熟成と共にトリュフのニュアンスがあらわれます。栽培するにはデリケートと言われているピノ・ノワール種をこれだけ長寿な樹に育て、上等のワインを造るのですから、世界中のワイン好きが注目する理由も納得できます。...
2015/01/20

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シャトー・ル・パン|2ha程のワイン畑から粒単位の選果で生まれる「シンデレラ」ワイン

シャトー・ル・パンはフランス・ボルドーのポムロール地区にある有名シャトーで、ブドウ畑は粘土と細かい砂利質であり、下層土は鉄分を多く含む石灰岩で、メルローが植えられておりました。1979年から始まるシンデレラ・ワイン造りを任されたのは素人のオランダ人アントワン・ヴァン・ゴルプです。彼は非常に几帳面で異常なほど綺麗好きだったので、選果は粒単位で行われ、徹底的に不純物の除去が行われましたが、当時は非常に珍しいことでした。未熟な葡萄を廃棄することは、当時のポムロールの人々にとっても考えられないことだったからです。シャトーを購入したジャックの手元には、ステンレス製のタンクがひとつしかなかったために、樽を使って2次発酵をさせることにしました。ボルドーで最初の樽内マロラクティック醗酵が行われました。「リッチで、フルボディのスモーキーで活力に満ちた」ワインが誕生したのです。 続きをみるボルドー右岸らしく、メルロー1%、新樽1%で造られるファースト・ヴィンテージは素晴らしい出来栄えのものでした。1981年産が市場で「シンデレラ」と称されるほどに脚光を浴び、1982年産がボルドーで最高値となりました。シャトー・ル・パンが年間生産量約72本という希少性から、現在も地方最高値で取引されています。絹のように柔らかな口当たりと官能的な肉質、極度に繊細なタンニン構成を包み込んでおり、バランスは完璧です。強めの新樽風味と滑らかでやわらかな質感は以前のままに、近年は端正な造りや芯の強さが加わったことで、誰もが納得する本当に魅力的なワインになりました。 シャトー・ル・パンはフランス・ボルドーのポムロール地区にある有名シャトーです。以前は独自のワイン名も無く、「クロ・デュ・パン~松の木の区画」と呼ばれる僅か1.6ヘクタールの小さな葡萄畑でした。ヴィユー・シャトー・セルタンのオーナー、ジャック・ティアンポンはリブルヌ市に近いカテュソー村に避暑用の住宅を持っていました。1979年に住宅裏のこの葡萄畑を購入したときから、シャトーのシンデレラ物語が始まりました。...
2015/01/20
モンラッシェ

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D.R.C モンラッシェ|世界でもっとも希少かつ高価な白ワイン

続きをみる『D.R.C モンラッシェ』は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティが手掛ける“世界最高峰の白ワイン”。同社が造る特級ワインの中で唯一の白ワインであり、ブルゴーニュの白ワインの中ではもっとも高価なワインのひとつです。  モンラッシュは、1869年に所有権を得た現当主であるオベール・ド・ヴィレーヌ氏の家系が、1963年新たに手に入れた畑。1942年会社組織に移行し、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティという会社となってから、ロマネ・サンヴィヴァンに次いで所有されたものです。面積は0.67haと、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティが所有する特級畑の中でもっとも狭いため、生産量は年間約2700本。生産量が少ないことで有名な『ロマネ・コンティ』の半分以下となります。それだけに非常に希少価値も高く、フランスの小説家アレクサンドル・デュマが「脱帽し、ひざまずいて飲むべし」という賛辞を贈ったことでも有名です。当たり年は、2009、2008、2007、2005、2004、2002年。  味わいは果てしなく豊かで、濃密。ひと口含むだけで、体中から香り立つようなすばらしい芳香があり、限りない深みと優雅さが感じられます。世界でもっとも影響力のあるワイン評論家であるロバート・パーカー氏によれば「この世に存在する、この畑から造られるワインの中でもっとも凝縮感があり、ハチミツをかけたかのようなお手本のワイン。常に極端なまでに熟したブドウから造られている。ヴィンテージによってはすぐ酸化してしまう傾向もあるが、D.R.Cが最上のときには、フランスでもっとも凝縮感があり、気絶するほどすばらしい辛口白ワインが生まれる」とのこと。...
2014/12/17
ロマネ・コンティ

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人気・価格ともに世界一のブルゴーニュワイン|ロマネ・コンティ

『ロマネ・コンティ』は、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(D.R.C)が所有するフランス・ブルゴーニュ地域のヴォーヌ・ロマネ村にある1.8haのグラン・クリュ(特級畑)で収穫されたピノ・ノワール種のブドウから造られた赤ワイン。 続きをみるドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティでは、ロマネコンティ、モンラッシェ、ラ・ターシュ、リシェブール、ロマネ・サン・ヴィヴィアン、グラン・エシェゾー、コルトン、エシェゾーという8つの畑でブドウの栽培を行い、それぞれの畑の名前をつけた8種類の特級ワインを造っています。その中でも、ロマネコンティの畑はわずか1.8ha。1haあたり通常で3,000L、少ない年で1,000Lにまで収穫制限を行うことで、毎年高い品質を維持しています。栽培には有機農法を採用し、ブドウの木に与えられる肥料も最低限に抑制。その肥料も剪定の際に落とされた枝やブドウの搾りかすなどを再利用した堆肥を使うなど、ワインにも環境にも配慮したワイン造りを実践しています。 醸造方法も伝統的な手法を守り、発酵には専用木桶が使われ、樽熟には新樽を100%使用。18~24ヶ月の熟成期間に澱引きを一度だけ行い、出荷前には卵白を使って清澄させています。ロマネコンティの畑で収穫されたブドウをこの伝統的なスタイルで醸造することで、力強く、華やかな香りとのど越し、堂々とした骨格など誇るべき性質を兼ね備えた『ロマネ・コンティ』となるのです。...
2014/12/17
エシェゾー

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比較的手に入れやすく、髙い人気を誇る逸品|D.R.C エシェゾー

『D.R.C エシェゾー』は、ヴォーヌ・ロマネ村にある、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティが所有するエシェゾー畑から収穫されたピノ・ノワール種で造られた赤ワイン。エシェゾー畑の面積は4.67haで、年間生産量は約2万本。 続きをみるドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティの中ではもっとも早熟で、早くから楽しむことができます。人気の高い商品ながら、8つの特級ワインの中では比較的手に入れやすいのが特徴。“グラン・エシェゾーの弟”と紹介されることも。  ちなみに『グラン・エシェゾー』は、ロマネコンティの北に広がる3.52haのグラン・エシェゾー畑で収穫されたピノ・ノワール種のブドウで造られたもの。この名前は当時、エシェゾー畑より面積が広かったことから、“グラン・エシェゾー(エシェゾーより広い)”と名付けられました。ただ現在はエシェゾー畑の方が広く、生産量も『エシェゾー』の方が多くなっています。...
2014/12/11

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