お酒特集記事一覧 page35 of 43

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お酒コラム|豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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熱烈なファンが多い、アイランド・モルトの銘酒【ラガヴーリン】

アイラ島ラガヴーリン湾に面したラガヴーリン蒸留所で生産されるシングルモルト・ウイスキー『ラガヴーリン』。この蒸留所はスコットランドの中でも最古の蒸留所のひとつで、1816年に地元の農業経営者で蒸留職人でもあったジョン・ジョンストンによって創業。彼の死後、アイラ・モルト商人のアレクサンダー・グラハムが受け継ぎました。グラハムの甥であり、ビジネスパートナーのピーター・マッキーの存在も追い風となり、ラガヴーリンは強固な蒸留所になっていきました。ピーター・マッキーはグラハムの死後、ラガヴーリン蒸留所の敷地内にモルト・ミル蒸留所を建設。かの有名なブレンデッドスコッチ、ホワイトホースを世に生み出し、ウイスキー業界では大変有名な存在になりました。 続きをみるピーター・マッキーは『ラガヴーリン』の製造において、常に変わることのないよう細心の注意を払っていました。それは、香り高いピートをたっぷり時間をかけて蒸留していくということ。創業当初のやり方を守り、最初の蒸留で約5時間、2回目の蒸留で9時間以上と、アイラ・モルトの中でも最長の蒸留時間となっています。この長い蒸留時間こそ、ファンが愛してやまない、『ラガヴーリン』のまろやかさや、上品な甘みを生み出しているのです。 アイラ・モルトの中でも特にピート香や海藻の匂いが強く、強烈な個性を放つ『ラガヴーリン』は、人によって嗜好がはっきり分かれるのも特徴的。重厚でスモーキーなのにソフトな甘美を持ち、シェリー樽の甘さとアイラ島の塩辛さが見事に調和した傑作と言われています。パワフルでエレガントな味わいは、モルト初心者には向いていないかもしれませんが、この強烈な個性こそ“筆舌に尽くせない力強さと、素晴らしく複雑な香味の数々”とモルト愛好家からは評され、銘酒の中の銘酒と賛辞を得ています。ちなみに『ラガヴーリン』とは、ゲール語で“水車のある窪地”の意。...
2016/09/14
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サワーマッシュ製法で、まろやかながらも複雑味を実現|ケンタッキー・クラブ

アメリカ・ケンタッキー州ネルソン郡バーズタウンにある業者が、同地のバーボン原酒を独自に熟成、ブレンドしたバーボンウイスキー。伝統的なサワー・マッシュ製法による複雑に混じり合った原酒をオーク樽で7年間熟成させます。 続きをみるこのサワーマッシュとは、バーボン・ウイスキー製造において採用されている製法で、蒸留の際に生じた蒸留残液(アルコール分が取り除かれた残液で“スティレージュ”と呼びます)の上澄みを、新しく糖化させようとするコーンなどの仕込み水に25%ほど加えます。 これによって酵母の栄養が補給され、製品の香味が増すといわれています。このサワー・マッシュ製法によって絶妙にブレンドされた原酒を、オーク樽でじっくり熟成させることでまろやかな香味が加わり、バーボン特有のコクやリッチな風味に長期熟成の奥深い旨味が楽しめます。...
2016/09/14
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貴人の名にふさわしい、豊かで落ち着いた味わい|ケンタッキー・ノーブルマン

“ケンタッキーの貴人”を意味する『ケンタッキー・ノーブルマン』。アメリカ・ケンタッキー州ネルソン郡バーズタウンのヘヴン・ヒル社の原酒を使用し、独自に熟成。ほかのバーボンよりもライ麦の使用比率が高く、ネーミングどおり豊かで奥行きのある味わいが持ち味のバーボンです。 続きをみるちなみに、このヘブン・ヒル社が所有する蒸留所はケンタッキー州の蒸留所の中でも多くの銘柄を産出する蒸留所で、現在では約250銘柄ものバーボン・ウイスキーが生産されています。自社製品のほかにも、数多くの原酒を提供してバーボン通が愛してやまない佳酒を世に送り出しています。1996年にはバーズタウン地区の蒸留施設が火災により消失してしまいましたが、現在ではルイヴィル地区のバーンハイム蒸留所を買収し、バーンハイム蒸留所で蒸留を再開しています。...
2016/09/14
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バーボンの聖地で生まれた、8年熟成のデラックス品「ケンタッキー・シュープリーム」

『ケンタッキー・シュープリーム』は、バーボン製造の聖地、アメリカ・ケンタッキー州ネルソン郡バーズタウンで誕生した生粋のバーボン・ウイスキーです。トウモロコシを主原料に、ケンタッキー州バーボン郡で生まれたことからバーボンという名がついたこのウイスキーですが、世界のウイスキーの中でも最も強い個性を持っていて、色が濃く、華やかで厚みのある風味が特徴と言われています。 続きをみるこの『ケンタッキー・シュープリーム』もまた、そんなバーボンの特性をストレートに味わえる美酒のひとつ。蒸留した後、チャコールフィルターでろ過して8年間熟成させて、原酒の純粋な風味と味わいを最大限に引き出しました。甘い香りとライ麦の香りが絶妙に混じり合った心地よい香り、バーボン特有のコクとリッチな風味、長期熟成ならではのまろやかな口当たりで魅了します。...
2016/09/14
ブラック・ヴェルヴェット

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ベルヴェットのような滑らかさで、全米トップ5の実力派|ブラック・ヴェルヴェット

1950年代初頭にリリースされた『ブラック・ベルヴェット』。全米トップ5の販売を誇り、55カ国以上で販売されているカナディアン・ウイスキーの主力ブランドのひとつです。 続きをみる当初は“ブラック・レーベル”という商品名でしたが、繊細なベルヴェットのような、その滑らかな味わいに感動した当時の醸造責任者ジャック・ネピアが、『ブラック・ベルヴェット』と改めて命名し直しました。 カナダ・アルバータ州にあるポリサー蒸留所にて『ブラック・ベルヴェット』は製造されています。製造元はジンのブランドでおなじみのイギリス・ギルビー社。原料には自然豊かな大地で育まれたカナダ・アルバータ州産のモルトとライ麦、澄み切ったカナディアン・ウォーターを使用し、ホワイトオーク樽で熟成。...
2016/09/16
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頑なに守られ続けている、ライ麦香る奥深い逸品|オールド・テーラー

禁酒法時代にも薬用酒として製造を認められていた希少なバーボン『オールド・テーラー』。製造者はもともと銀行員で、南北戦争の勇士でもあったエドモンド・H・テーラー。同氏はウイスキービジネスに興味を抱き蒸留技術を習得、1887年に自分の蒸留所を建設しました。 続きをみる当時、混ぜ物が多く品質の良くないウイスキーが多く出回っていましたが、同氏はそれに憤慨し、品質の良いバーボンを造るための法律の制定を政府に対して提案。それを受けて、1897年、政府が“ボトルド・イン・ボンド法”を制定しました。それに貢献したエドモンド・H・テーラーは、のちに“ボトルド・ボンド法の父”と呼ばれるようになり、広くその名が知られるようになりました。 『オールド・テーラー』は、この偉大な彼の名前が由来と言われています。その後1933年にはアメリカ禁酒法が撤廃され、1936年にはナショナル・ディスティラリーズ社に買収され、1987年にはジム・ビーム社が買収し、現在販売されている『オールド・テーラー』は、ジム・ビーム蒸留所で造られています。...
2016/09/16

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