お酒特集記事一覧 page31 of 43

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お酒コラム|豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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高い人気を誇るハイランドモルト|グレンタレット

ネズミや鳥などの害獣からウイスキーの原料である大麦を守るために蒸溜所で飼われる猫“ウイスキー・キャット”として、1963年から1984年の間で28,899匹ものネズミをとらえた英雄としてギネスにも載ったほど有名な「タウザー」が居た、スコットランドにあるグレンタレット蒸溜所のシングルモルト。ドライで香ばしい麦芽風味と、甘い花の香りが特徴のハイランドモルトで、1974年の国際ワイン・スピリッツ品評会でも賞を受けています。 続きをみるグレンタレット蒸溜所は、1717年にはウイスキーを作ったという記録があるといわれている、スコットランド最古の蒸溜所のひとつ。蒸溜所近くにはタレット川が流れており、谷間に流れるタレット川という由来からグレンタレットという名前がついたといわれています。蒸留器は2器しかなく、規模の小ささでも知られています。 創業は1775年。1921年から1959年まで閉鎖されていましたが、ウイスキー愛好家のジェームズ・フェアリーによって再開。シングルモルトの生産量は少ないものの、スコットランドNo.1のブレンデッドである『フェイマス・グラウス』の“ホーム蒸溜所”でもあり、高い人気を誇っています。パース州のクリーフ郊外ストラスアーン地区に位置しており、蒸溜所を訪れる観光客は年間12万人。2014年の再オープンの際にはウィリアム王子夫妻がテープカットをし、樽から直接『グレンタレット』を購入したという報道もされています。 ラインナップには『グレンタレット10年』、『グレンタレット15年』、『グレンタレット33年』などのシングルモルトがあります。...
2016/09/14

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スコットランド西岸に浮かぶジュラ島生まれのスコッチ|アイル・オブ・ジュラ

ジュラ島産のモルト・ウイスキーで、ハイランド地区ではないものの、分類はハイランド・モルトとされています。ジュラ蒸留所の設立は1810年ですが、島でのウイスキー造りの記録は1502年までさかのぼることができ、当初から良質な水と豊富なピート、そして熟成に適した清澄な空気に恵まれていたことがわかります。ハイキングの言葉で「鹿の島」を意味するジュラは、南北38km、東西13kmのスコットランド西岸に浮かぶ島。人口200人に対し、野生の赤鹿が5000頭も棲むという大自然に恵まれた土地に蒸溜所は位置しています。 続きをみる1958年に改装されたほか、1995年にホワイト&マッカイグループが買収してからは、大きな変革が進められてきました。ノンピートとヘビーピート(フェノール値40ppm)の2種類の麦芽を使用し、2タイプのシングルモルト・ウイスキーを製造。熟成樽を大幅にグレードアップし、ファーストフィルのバーボン樽とマッサレムシェリー(長期熟成シェリー)の樽を贅沢に使い、ジュラ本来のクリーンなテイストに複雑な香りをプラスするとともに、なめらかな口当たりを実現しています。 ラインナップは、ピートを強く焚いた若い原酒に長期間熟成させたライトピートな原酒をヴァッティングし、シェリー樽で仕上げの熟成を施した『アイル・オブ・ジュラ スーパーステイション』、アメリカのブルックリン区で尊敬される12人の職人とのコラボレーションから生まれた『アイル・オブ・ジュラ ブルックリン』、バーボン樽で熟成した『ジュラ エレメンツFIRE』、マンサニージャ樽で熟成した『ジュラ エレメンツAIR』、オロロソ樽で熟成した『ジュラ エレメンツWATER』などがあります。...
2016/09/14
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霧深い海洋性の気候が生み出すシングルモルト【オーバン】

オーバンは、免許を受けた蒸留所としてはスコットランドでも最古の蒸留所のひとつ。1794年の創業以来、200年以上にも渡って良質のシングルモルト・ウイスキーを作り続けてきました。実際に、オーバンの街は蒸留所を中心として発展したといっても過言でないほど、地域社会の中で重要な役割を果たしてきました。このような伝統は、蒸留所そしてオーバンの町自体の創始者でもあるジョン・スティーブンソンとヒュー・スティーブンソンによって自然に始められたものでした。 続きをみるスティーブン兄弟は、母親に連れられてこの地にやってきた後、力を合わせてボートの建造ヤードと皮なめし工場を立ち上げ、1790年には醸造所も建設。この醸造所が1794年にオーバン蒸溜所となります。2代に渡りスティーブン一家によって経営されますがその後1883年、J.ウォルター・ヒギンズが蒸溜所を買収。94年まで少しずつ蒸溜所を解体しては立て直すという方法で、オーバンの蒸溜を途切れさせることなく蒸溜所を生まれ変わらせました。そして建物と内部の設備・レイアウトは、今日に至るまでほとんど変わらずに残っています。 オーバンは西ハイランドとアイランズの境界、陸と海の境目にあります。波風から船を守る入江に位置するオーバンは、主要な海港となってきました。そのため、ここで作られるシングルモルトは、この霧深い海洋性の気候と、土地にふんだんにあるヘザーとピートを完全に体現。昔と変わらぬのんびりとした伝統的な製法で作られています。『オーバン14年』は、ライトなスモーキーさ、ほどよい豊かさ、そして食欲をそそるスパイスの味わいを併せ持っています。『オーバン ディスティラーズエディション』は、重厚さと複雑さを併せ持つ一級品のシングルモルト。たくさんのスイートフルーツの味わいが、塩気とかみごたえのある香ばしいキャラメルのモルトの香りを伴って広がります。...
2016/09/14
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スコットランド本土最北の蒸溜所で作られたモルトスコッチ【オールド・プルトニー】

オールド・プルトニーは、同蒸溜所が作るモルトスコッチ・ウイスキー。長らくハイラム・ウォーカーの系列でしたが、その後インヴァーハイス社の傘下に。 オールド・プルトニー蒸溜所は、1826年に創業。スコットランド北部にある港町ウィックにあり、スコットランド本土にある蒸溜所の中では最北端に位置しています。ウィックはヨーロッパでも有数の豊かな港で、道が整備されていない頃は、樽の供給やウイスキーの出荷を港から行っていました。また、ニシン漁で栄えた町であるため、ラベルにも漁船が描かれています。 続きをみるボトルの特徴的ともいえる曲線や首のふくらみは、オールド・プルトニー蒸溜所独特の銅製ポットスチルをイメージ。このポットスチルによって、オールド・プルトニー独自の味わいがつくられています。同蒸溜所でつくられるウイスキーは、蒸溜所が海辺に位置していることもあり、ハイランドモルトではあるもののアイランズモルトに近く、塩辛さが特徴的。一方でハイランドモルトの優しくなめらかな口当たりが膨らみ、非常に複雑な味わいを楽しむことができます。 ラインナップは、潮の香りやオイリーさが感じられる『オールド・プルトニー12年』、やわらかな口当たりでわずかにシェリーとほのかな塩気も感じられる『オールド・プルトニー17年』、さらに『オールド・プルトニー21年』、『オールド・プルトニー22年』、『オールド・プルトニー32年』、『オールド・プルトニー ダンカンズビィヘッド』、『オールド・プルトニー ナビゲーター』、『オールド・プルトニー イザベラ フォルトナ』、免税店向けにリリースされた『オールド・プルトニー ノス・ヘッド』、『オールド・プルトニー ペントランド・スケリーズ』などがあります。...
2016/09/14
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英国王室御用達のシングルモルト・ウイスキー【ロイヤル・ロッホナガー】

ロッホナガー蒸溜所は、1845年に地元の資産家であるジョン・ペグによって創立。ゲール語で“岩の露出した湖”という意味。蒸溜所があるディー川の上流域は、英国王室の夏離宮バルモラル城があることから、別名ロイヤル・ディーサイドとも呼ばれています。1948年にヴィクトリア女王とアルバート公がここを訪れ、王室御用達の証である“ロイヤル”の冠を授与。以来、ヴィクトリア女王の前例に倣い、国王や女王、王子がバルモラルの領地に夏の間滞在するたび、隣接するこの蒸溜所に定期的に訪問するようになったといわれています。 続きをみる同蒸溜所は創立以来3度の立て直しを経た今もなお、伝統的な蒸溜所の佇まいを保ち続けています。スコットランドの老舗蒸溜所としては3番目に小さく、スコットランドのシングルモルト・ウイスキーとしてはもっとも希少性が高い銘柄のひとつ。モルト・ウイスキーの重要な要素のひとつである水は、蒸溜所の南側にあるダークロッホナガーと呼ばれる険しい山の麓寄りの斜面から流れるピュアな湧水を使用。現在でも、伝統的な開放式のマッシュタン(麦芽糖化槽)、蒸気加熱の蒸留器、ワームタブ(蛇管型冷却装置)を使い、ハイランドモルトとして際立った味わいをつくりだしています。 オフィシャルにリリースされているのは『ロイヤル・ロッホナガー12年』と、年数表示のない『ロイヤル・ロッホナガー セレクテッド・リザーブ』の2つ。『ロイヤル・ロッホナガー12年』は、甘さのすぐ後にピリッとした酸味がくる心地よい味わい。さっぱりとした後味で、白檀の香りが感じられるやや長めの余韻が続きます。『ロイヤル・ロッホナガー セレクテッド・リザーブ』は1本約50,000前後もするというロイヤルの名に恥じない高級品となっています。...
2016/09/14
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“塩辛さ”が特長のキャンベルタウンモルト|スプリングバング

スプリングバンクは、塩辛さが特長のキャンベルタウンモルト。ハイランド南西部のキンタイヤ半島に位置するスプリングバンク蒸留所は、キャンベルタウンモルトの最盛期ともいわれる1828年に創業。同蒸留所の特徴は、昔ながらの製法にこだわり、原料である二条大麦の発芽から瓶詰めまでを、一貫して蒸留所内で行っている点です。瓶詰め設備を持っている蒸留所は、こことグレンフィディックの2ヶ所のみ。また、カラメルなど色調整のための添加物を使用せず、冷却濾過しないで瓶詰めを行うなど、独自のテイストを追求しています。 続きをみる3基の蒸留器を使い、タイプの違う3種類のシングルモルトを製造。2回半蒸溜の『スプリングバンク12年』は、スプリングバンクのスタンダード品で、『スプリングバンク15年』、『スプリングバンク18年』と進むにしたがって、熟成感が深まっています。いずれも独特のコクのある風味をもちながら、しつこくないピート香を感じさせる一品。また、蒸留所が半島の南端に位置していて、長い間海風を吸い込みながら熟成するため、アイラモルトのような風味も加味されています。『ロングロウ』は、ヘビーピートで2回蒸溜している銘柄。14年物、18年物などのほか、『ロングロウ レッド シラーズカスク』、『ロングロウ レッド ポートカスク』といったワイン樽熟成の限定品もあります。『ヘーゼルバーン』は、ノンピートで3回蒸溜しているのが特徴。100%バーボン樽熟成の『ヘーゼルバーン10年』、100%オロロソシェリー樽熟成の『ヘーゼルバーン12年』、『ヘーゼルバーン ランドレッツ&キルダキンズ』があります。このほか、熟成樽によるウイスキーの風味の違いが楽しめることからファンが毎年待ちわびる限定品ウッドエクスプレッションとして、『スプリングバンク クラレットカスク12年』、『スプリングバンク マデイラカスク11年』、『スプリングバンク カルバドスウッド12年』などが登場しています。...
2016/09/14

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