お酒特集記事一覧 page26 of 43

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お酒コラム|豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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高度なブレンド技術から誕生【アスコット・ハウス】

世界五大ウイスキーのなかでも、ウイスキーを確立した存在感をもつスコッチ・ウイスキー。一年中気温が低く、湿地に覆われたスコットランドは、ウイスキーの主原料となる大麦の生育に最適で湿地帯はピート(泥炭)を生み出しました。このピートを使い大麦麦芽を乾燥させることで、生まれるのがスコッチ独特のスモーキーフレーバー。この豊かな香りこそが、スコッチ・ウイスキーの特徴といえます。スコッチ・ウイスキーは原料やブレンドによって大きく5つのタイプに分けられますが、現在販売されているスコッチ・ウイスキーの8~9割を占めているのはブレンデッド・ウイスキーです。大麦麦芽のみを原料としたモルト原酒を中心に、蒸溜所が異なるモルトウイスキーや大麦以外を原料としたグレーンウイスキーをブレンド。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーのセンスと技術によって決まります。 続きをみる『アスコット・ハウス』を販売しているのは、ウイスキーのブレンドを専門とするレッド・ライオン社。1960年設立の若い会社ですが、数多くのモルト蒸溜所に資本参加することで質の高いモルト原酒を入手。ブレンドしてから瓶詰めするまで、長期間樽の中でマリッジさせる技術に定評があり、多くのブレンデッド・ウイスキーを手掛けてきました。 『アスコット・ハウス』は、ピート香が強く重厚なアイラ産のモルト原酒をベースに、ハイランド産、スペイサイド産、 ローランド産などの約20種のモルト原酒を集めてブレンド。重厚ながら風味豊かで軽やかな口あたりが魅力です。アスコットとは、17世紀スコットランドの豪族の名前からつけられています。...
2016/09/14
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潮の香りがするアイランズ・ウイスキー、アイル・オブ・スカイ

スコッチ・ウイスキーは、イギリス北部のスコットランド地方で製造されるウイスキー。スコットランドは一年中気温が低く湿地に覆われたやせた大地ですが、ウイスキーの主原料となる大麦の生育には最適で、湿地帯はピート(泥炭)を生み出しました。このピートを使い大麦麦芽を乾燥させることで、生まれるのがスコッチ独特のスモーキーフレーバーです。ウイスキーは、仕込水や使用する原料、自然風土などがそのまま味に反映されるため、ひとくちにスコッチといっても、生産地によって味や香りに個性がでます。そのため蒸溜所がある地域によってハイランド、ローランド、アイラ(アイレイ)、キャンベルタウンと大きく4つにタイプ分けされ、さらにアイラ島以外の島々をアイランズとして独立して数えることもあります。 続きをみるイアン・マクロード社のフラッグシップ・ウイスキー『アイル・オブ・スカイ』は、こうした島のひとつであるスカイ島の名前をもつ珍しいアイランズ・ウイスキーです。 スコットランド北西部インナーヘブリディーズ諸島の北方に位置するスカイ島は、マクロード氏族の故郷。スカイ島という名前には、ゲール語で“翼がある島”というの意味があり、スコットランドの伝統文化と自然を色濃く残す島としても知られています。この島で1830年から200年以上もウイスキーを造り続けているのがタリスカー蒸溜所。『アイル・オブ・スカイ』は、潮の香りや黒コショウの香りをもつ個性的なタリスカーのモルト原酒を中心に、スペイサイドのモルト原酒をブレンド。スモーキーな香りの中に、果実や花を想わせる華やかなフレーバーを生み出しています。この味わいは創業時から変わらず、今も伝統の技法で独特の味を守り続けています。...
2016/09/14
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俳優や作家に愛され名ブランド【J&Bレア】

ウイスキーの原酒には、大きく分けてモルトウイスキーとグレーンウイスキーの2つの種類があります。モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料としたもので、グレーンウイスキーはトウモロコシやライ麦などの穀類を原料としたウイスキー。ブレンデッド・ウイスキーは、モルトウイスキーの原酒を中心に、他のモルトウイスキーやグレーンウイスキーを混ぜ合わせたもの。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。 続きをみる 『J&Bレア』は、スペイサイド地方のモルト原酒を中心に42種類のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。ラベルにあしらわれた「J&B」の文字は、製造元であり1749年創業の「ジャステリーニ&ブルックス社」のイニシャルです。ジャステリーニ&ブルックス社では1880年にブレンド事業をはじめ、1930年代に『J&Bレア』をリリース。禁酒法時代が終わったアメリカでたちまち人気を博すようになりました。 J&Bは俳優や作家に愛されたブランドとしても知られています。トルーマン・カポーティ、グレアム・グリーン、ブレット・イーストン・エリスといった作家が自作の中にJ&Bを登場させています。イエローの地にレッドの文字が鮮やかなこのラベルは、バーの棚で見つけやすいように考案されたものです。 『J&Bレア』は、スムーズでバランスのとれた味わいが特徴で、レアの他に「ジェット」、スペインとポルトガルのみで販売されている15年リザーブ、カクテル用のブレンデッドモルト「NOX」もあります。...
2016/09/14
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米国でも人気がある軽やかで飲みやすいスコッチ【インヴァー・ハウス】

『インヴァー・ハウス』は1856年、ハイランド地方インヴァネスでウイリアム・デヴィッドソン社によって世に送り出されたブレンデット・スコッチ・ウイスキーです。現在は、ローランド地方のエアドリー村でインヴァー・ハウス・ディスティラーズ社が製品化しています。インヴァー・ハウス社は現在タイ・ビバレッジの傘下にあり、スコッチ・ウイスキー業界では小規模ながら活発に活動している会社。2008年には『ウイスキー・マガジン』誌から、ディスティラー・オブ・ザ・イヤー賞を授与されています。もともとアメリカ向けだったグリーンプレイドのリリースは1956年で、アメリカでは今もトップ10に入るブレンドです。 続きをみるインヴァー・ハウス社はハイランド・モルトのノックデュ-、スペイバーンなど4つの蒸留所を所有。『インヴァー・ハウス』はこの優れたハイランド産モルト原酒を風味の中枢に備えています。ノックデュー・モルトの特徴は、スコッチバターを連想させるツヤのある香りと甘さ、フルーティさを備えたソフトな香味。さらに20種類以上のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをバランスよくブレンドし、マイルドで軽やかなブレンデッド・スコッチに仕上げています。 ラベルのインヴァー・ハウスという酒名の下に書かれているグリーン・プラドという文字には、「緑色の格子縞の肩掛け」という意味があります。イギリスには家紋と同じように家それぞれにタータンチェックのような柄が決められており、この模様はかつてヘブリティーズ諸島を統治したロード・オブ・ジアイルが着用していた柄です。...
2016/09/14
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密造時代の酒造りに思いを込めたハードな味わい【オールド・スマグラー】

現代に受け継がれるウイスキー造りの製法は、スコットランドの〝密造時代〟に確立されたといわれています。スコットランドでウイスキーに対する課税が初めて行われたのは1644年。その後、内乱によりスコットランドがイングランドに併合されると、ウイスキーに対する課税はさらに厳しいものになりました。イングランドへの反感と課税を嫌う人々は山奥へ逃れ、密造が増え始めます。 続きをみるこれが1820年代まで続くことになります。この密造の時代に、ピートによる麦芽乾燥が始まり、樽熟成の発見があったとされています。大麦麦芽を乾燥させるために、近くに埋もれているピートを燃料として代用、蒸溜したモルト原酒を入れて隠すのに、シェリー酒の空き樽を流用するようになりました。これを数年後に開けてみたところ、まろやかな酒に変わっていたことが木樽熟成をおこなうきっかけになったのです。こうしてスコットランドの地酒にすぎなかったウイスキーは、世界中で飲まれるほど味わい深い酒になったのです。 『オールド・スマグラー』はこうした密造時代の酒造りに思いを込めて誕生したブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。スマグラー(Smuggler)という酒名には、“酒の密造者”という意味があります。製造元のジェームズ&ジョージ・ストダート社は、スコッチ密造時代が終わった1835年に創業。ブレンドしたウイスキーをシェリー樽に詰めて寝かせるマリッジの技法は、 創業者であるストダート兄弟が始めたものだという説もあります。 『オールド・スマグラー』は、スペイサイドで1810年に創業したグレンバーギー蒸留所産のモルト原酒を中心にブレンド。スモーキーフレーバーやモルトフレーバーなどの個性ある香りと、〝酒の密造者〟の名にふさわしい重厚でハードな味わいが魅力です。...
2016/09/14
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スコットランド各地のモルト原酒を厳選、オールド・アーガイル

イギリス北部のスコットランド地方で製造されるスコッチ・ウイスキー。その歴史はとても古く15世紀にはすでに王がたしなんでいたと考えられています。スコットランドは一年中気温が低く、湿地に覆われたやせた大地ですが、ウイスキーの主原料となる大麦の生育には最適で、湿地帯はピート(泥炭)を生み出しました。このピートを使い大麦麦芽を乾燥させることで、生まれるのがスコッチ独特のスモーキーフレーバー。この豊かな香りこそが、スコッチ・ウイスキーの特徴といえます。 現在スコッチ・ウイスキーの流通の8~9割を占めているのはブレンデッド・ウイスキーです。ブレンデッド・ウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料としたモルト原酒を中心に、蒸溜所が異なるモルトウイスキーや大麦以外を原料としたグレーンウイスキーをブレンド。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。 続きをみる『オールド・アーガイル』は、バーン・スチュワート社がスコットランド各地より厳選したモルト原酒を集め、エジンバラの北、ダンバートンの工場でブレンドしたブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。すっきりした口当たりと、ミディアム・ライトの味わいが特徴です。 ダンバートンはリーヴェン川がクライド川に合流する地点のやや上流周辺に、古くは市の立つ町として、18世紀からは造船の町として発展。あの有名な高速帆船カティー・サーク(Cutty Sark)は1869年にこの町のスコット・リントン造船所で建造されました。酒名のアーガイルとは、スコットランド西部、海沿いの地方の名前です。...
2016/09/14

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