お酒特集記事一覧 page19 of 43

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お酒コラム|豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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冬小麦を原料にしたスイート&スムーズな味わい「メーカーズ・マーク 」

『メーカーズ・マーク』は、ケンタッキー州の小さな町ロレットにあるメーカーズ・マーク蒸溜所で造られているバーボン・ウイスキーです。メーカーズ・マーク蒸溜所はケンタッキー州の中で一番小さく、アメリカ国定史跡にも指定されています。 続きをみる創業者一家であるサミュエル家は、19世紀からバーボンを造っていましたが禁酒法時代に閉鎖。1950年代にビル・サミュエル・シニアによって4代目メーカーズ・マークが設立されました。これまでのバーボンとは異なるまろやかなウイスキーを造ろうとしていたビルがまず見直したのが原料。バーボンは通常原料にトウモロコシ、大麦麦芽、ライ麦を使いますが、ビルはライ麦の代わりに冬小麦を採用。〝ソフト ブレッド ウィンター ウィート〟というマイナー品種にこだわることで、ふくらみのあるやわらかで繊細な香味を育み、ほかのバーボンとは一線を画すスイートでスムーズな味わいを実現しました。 また、プロセスウォーター(仕込み水)に使われているのは、蒸溜所の敷地内にあるスプリング・フェド湖の新鮮な湧き水。他の蒸溜所にはない好立地であり、石灰岩(ライムストーン)に磨かれた良質で清冽なライムストーンウォーターが安定供給されています。...
2015/01/21

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英国王ジョージ4世も所望した伝統あるシングルモルト「ザ・グレンリベット」

『ザ・グレンリベット』は、スコットランド・ハイランド地方スペイサイドの〝リベットの谷〟で生まれたシングル・モルトウイスキーです。その歴史はとても古く、1822年には、密造酒だった「ジョージ・スミスのウイスキー」を、英国王ジョージ4世が所望したという記録が残っています。 続きをみるその後、ジョージ・スミスの蒸溜所は1824年に政府公認第1号となり、その名声は英国中に知れ渡りました。その後多くの蒸溜所がグレンリベットの名声にあやかろうと、グレンリベットを名乗ったりそのスタイルを模倣したりするなどし、現在確認できるだけでも25もの「グレンリベット」が存在したといわれています。 そこで1884年、ジョージ・スミスはグレンリベットの名前を守るために提訴。以来、定冠詞のTheを付けてザ・グレンリベットと名乗る唯一のウイスキーとなったのです。...
2015/01/21

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ウイスキーの語源を冠した贅沢なブレンデッドウイスキー、ウシュクベ

『ウシュクベ』とはゲール語で“生命の水”という意味で現在の“ウイスキー”の語源とも言われています。ブレンデッドウイスキー愛好家の中では、知らない人はいないというほど有名なスコッチウイスキーです。厳選された10年以上の熟成モルト原酒を数十種以上ブレンド。モルト含有率が高く、深いコクと円熟した甘みが特徴の贅沢な逸品です。 続きをみる発売元はアメリカのペンシルヴァニアに本拠地を構える酒商で、スコットランドのグラスゴー市に現地法人をつくり、そこでブレンディングとボトリングを行っています。 『ウシュクベ』が製造された1768年当初はシングルモルトとして作られていましたが、1842年から経営者が代わりヴァテッドモルトとなり、1904年以降の所有者がモルトに少量のグレーンウイスキーを加えて、ブレンデッドウイスキーを作るようになりました。...
2015/01/22

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日本でも広く愛飲されている、スコッチのスタンダード、ホワイトホース

『ホワイトホース』の商品名は、スコットランドのエジンバラに実在した“ホワイトホースセラー”という旅館に由来します。そこはスコットランドの首都エジンバラと、イギリスの首都ロンドンを結ぶ乗り合い馬車の終着点でもあり、自由と独立を願う当時のスコットランド人の夢と希望の象徴でした。そこでの専用ウイスキーとしてブレンドされたものが、『ホワイトホース』のそもそもの出発点でした。 続きをみる1890年、『ホワイトホース』の名で旅館の看板に描かれていた馬をラベルにしたウイスキーを発売したのが、創業者のピーター・マッキーです。彼はアイラ島ラガヴァーリン蒸留所のオーナーだった叔父のもとでウイスキー造りを学び、のちにホワイトホース社を創業して『ホワイトホース』を世に送り出したのです。 ちなみに、社名をホワイトホースとしたのは世界に通用するブランドを作りたいという熱意と、ホワイトホースセラーが歴史的にも重要な場所であることを広く世に知らしめたかったからと言われています。 その『ホワイトホース』は英仏博覧会でグランプリを獲得し、“英国御用達のウイスキー”の栄誉に輝きました。その後1920年には、コルク栓に替えて初めて金属製のスクリューキャップを採用し、品質向上にも大きく貢献しました。...
2015/01/22
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2種類の樽で熟成される香り豊かなダブルカスク|アベラワー

アベラワー蒸溜所は、スペイサイドの中央、ベンリネス山を源とするラワー川沿いにジェームズ・ゴードンとピーター・ウェアによって建てられました。創業は1826年ですが、これは密造蒸溜所としてスタートした年で、オフィシャルラベルにかかれているのは1879年。この年に火災にあい、再建されたあと1945年に拡張され、1974年にペルノ・リカーノ社に所有されました。現在の建物は、チャールズ・ドングの設計による古典的な後期ヴィクトリアン様式の美しい建物となっています。 続きをみるアベラワー蒸溜所が仕込みに使う水は、ベンリネス山の雪解け水がピート(泥炭)層を通り抜け、花崗岩の下へ深く浸み込んだとても清らかな軟水。アベラワーのシングルモルトがもつなめらかな舌触りは、水の清らかさから生まれているのです。 アベラワーは本国では知名度が低いブランドですが、フランスでは絶大な人気を誇り、世界でもベストセラーモルトのトップ10に入るほど。アベラワーのモルト原酒は、クラン・キャンベルをはじめとする多種多様なブレンデッド・ウイスキーに使用されていますが、生産量の半分は、シングル・モルトウイスキーとしてボトリングされています。 「アベラワー」は、シェリーとバーボンのふたつの樽で熟成した原酒を合せたダブルカスクのシングル・モルトウイスキー。風味豊かでバニラような香りとクッキーやナッツを思わせるフルーティさは、スペイサイドの代表的な味わいと言われることもあります。アベラワー16年は、2007年IWSCでクラス最高金賞に輝く逸品。...
2016/09/14

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スコットランドの魂と誇りを形にしたウイスキー【100 パイパーズ】

スコッチ・ウイスキーは、イギリス北部のスコットランド地方で製造されるウイスキー。その歴史はとても古く15世紀にはすでに王がたしなんでいたと考えられています。 続きをみるスコットランドは一年中気温が低く、湿地に覆われたやせた大地ですが、ウイスキーの主原料となる大麦の生育には最適で、湿地帯はピート(泥炭)を生み出しました。このピートを使い大麦麦芽を乾燥させることで、生まれるのがスコッチ独特のスモーキーフレーバー。この豊かな香りこそが、スコッチ・ウイスキーの特徴といえます。 100パイパーズは、ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーとして1965年に誕生しました。当時で1000万ドルもかけマーケティング調査をして発売され、90年代にはトップ20に入るまでに売り上げが伸びたウイスキーです。...
2016/09/14

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