紫青の飛翔するチョウがトレードマーク|マルキ・ド・コサード
コサード侯爵という意味をもつマルキ・ド・コサード。アルマニャック地方に1242年から約700年続いた名門貴族の家名です。このコサード家が、1930年代初期にマルキ・ド・コサードという名を付けたアルマニャックを発売。独自にブレンドしたアルマニャックを世に送り出すようになります。
続きをみる1934年、瓶詰めのマルキ・ド・コサードは豪華客船ノルマンディー号の処女航海に積み込まれ、アメリカに初輸出。禁酒法以前のアメリカは、アルマニャックを樽でしか輸入していなかったので、このマルキ・ド・コサードは瓶詰めの姿でアメリカ市場に出回ったアルマニャックの第1号となります。
第2次世界大戦末期の1944年に、ド・コサード家は断絶。ブランド権はド・コサード家の友人の手に渡ることになります。その後、所有者は二転三転し、1960年代に現在のUCVA(アルマニャック生産者協同組合)が所有することになります。1983年以降は大手酒類企業CCGグループに移り、マルキ・ド・コサード社は、その傘下として生産を行っています。...