手作業で瓶詰めされるヴィンテージが有名なアルマニャック「ラフォンタン」

アルマニャック・ラフォンタン|LaFontan

アルマニャックは、フランス南西部のアルマニャック地方で蒸留・熟成されるブランデーのこと。14世紀にはすでにつくられていて、当時は健康維持のための薬としての役割もありました。土の質によって、バ・アルマニャック、アルマニャック・テナレーズ、オー・アルマニャックの3つの産地に区分されています。

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フルーティな味が特徴的で、一般的にもっとも高級とされるのが、フルーティな味が特徴的なバ・アルマニャック産のアルマニャック。そのバ・アルマニャック地区ノガロで1897年に創業されたのが、ラフォンタン社。現在は、曽祖父から受け継いだ伝統的な製法を守りながら、4代目ラフォンタンがアルマニャックをつくっています。

通常は数種から数十種の原酒をブレンドし、ナポレオンやX.Oとして販売されますが、『ラフォンタン ヴィンテージ・アルマニャック』は単一年度のブランデーを樽から手作業で瓶詰めしているのが特長です。

バ・アルマニャックとアルマニャックの畑で収穫されたコロンバール、フォル・ブラン、ユニ・ブラン3種類のぶどうを収穫すると、豊かな香りが消えぬようすぐに醸造。 その後、ラフォンタンが誇る3基の蒸留器(アトス、ポルトス、アラミス)により蒸留され、マスターディスティラーが色合い、香り、果実味をチェックした後、蒸留された原酒は、ガスコーニュの森の樹齢100年以上のオークでつくられた樽に移され、この樽によって原酒は黄金色になり、タンニンやプラム・バニラ・スパイスの香りがつきます。その後、何年も樽で熟成させてから瓶詰めして完成します。

その味わいはアルコール度数40%とは思えないほどやわらかく、甘いオレンジのような香り豊か。ほのかにスモーキーな樽香が加わり、力強さも感じられます。