D.R.C. ロマネ・サン・ヴィヴァン|Romanee St.Vivant
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ロマネ・サン・ヴィヴァンはDRCがリリースする特級ワインのひとつです。「ロマネ・サン・ヴィヴァン」の名前は「サン・ヴィヴァン修道院」に由来し、ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑の歴史は11 世紀に遡ります。ローマ時代に、当時ヨーロッパの海を我がものとしていたヴァイキング(ノルマン人)に侵攻され、助けを求めてきた修道僧たちに、当時のブルゴーニュ公ユーグ2世が、1131年にヴォーヌとフラジェの村にある領地の全てをサン・ヴィヴァン修道院に寄進したことに始まります。
続きをみる修道僧たちは荒れ地を開墾し、その土壌と気候に最適だったピノ・ノワール種のブドウの種を東フランスから持ち帰って植えました。その「神に祝福された土地」と呼ばれたブドウ畑が、のちに「ロマネ・コンティ」や「ロマネ・サン・ヴィヴァン」を生み出す畑のとなったのです。
ブドウ畑は粘土質が多い褐色の石灰岩の表土(9cm)の上にある。斜面の上部は傾斜がきつく(12%)粘土質は少なくなります。
ロマネ・サン・ヴィヴァンのブドウ畑はリシュブールとロマネ・コンティの東側にあり、総面積は9.45haで、1個のドメーヌが所有しています。
このうち、DRCの所有するブドウ畑は5.29haの広さがあり、リシュブールの東隣にあります。
DRCは、ロマネ・サン・ヴィヴァンを含む一部の畑で、馬を使っての耕作でブドウを造っています。
馬を使って畑を耕す事により、表土に存在する有機物の構成が整い、根が地中深くを這うようになったり、その土地由来の自然酵母の成長を促したりと、多くのメリットがあります。
ロマネ・サン・ヴィヴァンの畑は斜面の下方にあり、深い土で栽培されるため、熟成はDRCが造る中では最も早いと言われ、若い中から果実味溢れる柔らかい口当たりと繊細な香りを楽しむことができます。
ロマネ・サンヴィヴァンの特徴はスパイシーで濃厚な味わいながら、タンニンと果実味、酸味とが見事にバランスがとれているところにあります。
豆知識
マレイ=モンジュ家は、ロマネ・サン・ヴィヴァンの区画(5.28ha)を1966年にDRCに貸し出しました。この耕作契約には、もしこの区画が売りに出された場合はDRCが優先的に買い取ることができるという条項が付帯していました。1988年、マレイ=モンジュ家の子孫のネイラン家はこの区画を推定900ないし1000万ドルでDRCに売却しました。畑が売却された理由はフランス政府が巨額の相続税を課したせいだといわれています。
- 原産地
- フランス・ブルゴーニュ・ヴォーヌ・ロマネ
- 格付け
- 特級