お酒特集記事一覧 page24 of 43

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お酒コラム|豆知識や銘柄ごとの情報など掲載中

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150年の伝統を受け継ぐスコッチの正統派、ベル

イギリス北部のスコットランド地方で製造されるスコッチ・ウイスキー。その8~9割を占めているのがブレンデッド・ウイスキーです。ブレンデッド・ウイスキーは、大麦麦芽のみを原料としたモルト原酒を中心に、蒸溜所が異なるモルトウイスキーや大麦以外を原料としたグレーンウイスキーをブレンド。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。 続きをみるブレンデッド・スコッチ・ウイスキーの名品『ベル』を生み出したのは、名ブレンダーとしてその名を博したアーサー・ベル。その歴史は、1845年イギリス北部のパースにあったトーマス・サンデマンという酒商にアーサー・ベルが共同経営者として参加したときから始まります。アーサー・ベルは、1933年にハイランド地方のブレア・アソール蒸溜所とダフ・タウン蒸溜所を買収、さらに3年後にはインチガワーも傘下におさめました。ベルスコッチウイスキーを世に送り出して以来約150年。その間、彼の品質追及の伝統は受け継がれ、スコッチの正統派として高い評価を得ています。 1960年代以降、ベルスコッチは英国でナンバーワンのマーケットシェアを保持すると同時に、1983年には英国女王陛下特別輸出奨励賞を受賞。英国市場はもとより、南アフリカ共和国、スウェーデン、スペインを筆頭に世界約 120ヶ国で愛飲されています。ベルのトレードマークには、アーサー・ベルの姓にちなんで、鐘を描いた紋章図が採用されています。 『ベル』は、スコッチ独特の風味豊なブレア・アソール蒸溜所の原酒をキーモルトに、40種類以上ものウイスキー原酒をブレンド。すべてのウイスキー原酒は、最低8年以上オーク樽で熟成させたもので、コクのある複雑な味わいが魅力です。...
2016/09/14
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オーク樽が芳ばしく香るシングル・グレーン、ブラック・バレル

ウイスキーの原酒には、大きく分けてモルトウイスキーとグレーンウイスキーの2つの種類があります。モルトウイスキーとは、大麦麦芽のみを原料としたもので、グレーンウイスキーはトウモロコシやライ麦などの穀類を原料としたウイスキー。個性が際立つモルトウイスキーとは違い、穏やかな味わいが魅力です。 続きをみるグレーンウイスキーは、ブレンデッド・ウイスキーのブレンドに欠かせない存在ですが、グレーンウイスキーだけで販売されることもあります。単一の蒸溜所で造られたグレーン原酒のみをボトリングしたウイスキーは、シングル・グレーンウイスキーとよばれています。 『ブラック・バレル』は、原料に大麦麦芽のほかトウモロコシを使用。ガーヴァン蒸溜所産のグレーン原酒のみを瓶詰したシングル・グレーンウイスキーです。 『ブラック・バレル』という名前は、熟成に用いるオーク樽の内側をすっかり黒ずむまで焼くことからつけられました。この作業を施すことにより、甘くてジューシー、芳しくまろやかな味わいに仕上がるといわれています。 1963年創業のガーヴァン蒸溜所は、スコットランド南西部エア州にあるウィリアム・グラント&サンズ社所有のグレーンウイスキーの蒸溜所。同社は、グレンフィディック、バルヴェニーキニンヴィ蒸溜所などモルトウイスキーの蒸溜所も所有しています。同蒸溜所敷地内には1966年創業のモルト蒸留棟であるレディーバーン蒸溜所がありますが、1976年に操業停止して以降、モルト・ウイスキーの生産は行われていません。ポットスチルは計4基。仕込用水はペンワップル貯水池の水を利用しています。...
2016/09/14
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ワイルドテイストが魅力のブレンデッド・モルト、グレン・ハンター

イギリス北部のスコットランド地方で製造されるスコッチ・ウイスキー。その原酒は、大麦麦芽のみを原料としたモルトウイスキーと、トウモロコシやライ麦など、大麦以外を主原料にしたグレーンウイスキーに分けられます。現在は、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッド・ウイスキーが主流ですが、グレーンウイスキー使わずに、蒸溜所の異なるモルトウイスキー原酒のみをブレンドしたものを、ブレンデッド・モルトウイスキーとよびます。個性が強いモルト原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。 続きをみる『グレンハンター』は、スコットランド・グラスゴー地方におけるトップブレンダー、グレン・アーガイル社が製造するブレンデッド・モルトウイスキーです。グレンハンターという名前は、らい鳥、きじなどを追う狩人たちが集まった〝狩人の渓谷〟を意味します。こうした狩人のひとりによって生みだされた『グレンハンター』は、ハイランドやローランドの蒸溜所から厳選されたモルト原酒のみを絶妙なバランスでブレンドしたワイルドテイストが特徴。多くのハンターたちに愛されてきた名酒です。 ウイスキーは温度が低くなると溶け込んでいる香味成分が白濁するため、これを防ぐために通常はチルフィルター処理を行います。しかしグレンハンター・ピュアモルトは、あえてチルフィルター処理をしていません。この工程で通が好む微妙な味わいが損なわれることがあるからです。このため低温になると若干のにごりを生じることがありますが、常温になると透明にもどります。このにごりは『グレンハンター』の品質の自然さと純粋さを表す証しでもあります。...
2016/09/14
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ヨーロッパで人気の高いヴァッデットモルト、オブライアン

オブライアン・スペシャルリザーブは、ロンドンに本社を置くファースト・ブレンディング社が製造・販売するヴァッデットモルト・ウイスキー。スコットランドのグラスゴー近くにブレンディング工場があり、スコットランド各地からモルトを厳選し、現代人好みの味わいにブレンド。年間生産量は約1万本。イギリス以外のヨーロッパ各国でも人気があり、特にフランスでは高い販売率を誇ります。 続きをみるヴァッデットモルトは、異なった個性をもつモルト・ウイスキーを混ぜ合わせた(ヴァッティング)もの。モルト・ウイスキーとグレーン・ウイスキーを混ぜ合わせたものがブレンデッド・ウイスキーと呼ばれていて、両者は原料が異なっています(現在はいずれもブレンデッド・モルトと表記)。オブライアン・スペシャルリザーブは、洗練されたピートの香と熟成した深いコクが特徴の、ヨーロッパで人気のあるヴァッデットモルト・ウイスキー。8年物、12年物、15年物があり、12年は200リットルのオーク樽で熟成。15年は、長期の熟成を経た、より深い熟成感を味わうことができます。...
2016/09/14
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現在は製造されていない幻のブレンデッド・モルト|ベリーズ・オール・モルト

発売元であったベリー・ブラザース&ラッド社は、1698年に創業以来、ロンドンのセント・ジェームス街に店を構える英国最古のワイン・スピリッツ商。食品、異国の香辛料、紅茶やコーヒーの販売に始まり、ファインワインやスコッチウィスキーを手がけています。 続きをみるブレンデッドで有名なカティ・サークの発売元でもあるこのベリー・ブラザース&ラッド社からリリースされていたヴァッテッド・モルトが『ベリーズ・オール・モルト』。現在は製造されておらず、販売も中止されています。 このモルトの歴史は古く、発売されたのは第二次大戦直後。一族のヒュー・ラッドによってブレンド(ヴァッティング)されたウイスキーで、アイラ・モルトがふんだんに使われているのが大きな特徴です。同シリーズには、同じくブレンデッドのベリーズ・ベストもあります。...
2016/09/14
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香り高く優雅な〝樽だし原酒〟バーボン・コニサーズ

開拓者たちが造り上げ、禁酒法を乗り越えて生き残ったアメリカン・ウイスキー。世界5大ウイスキーのなかでも、軽く飲みやすい味わいが特徴です。実り豊かなアメリカでは、トウモロコシ、大麦、小麦、ライ麦などさまざまな材料でウイスキーが造られますが、その半分を占めているのがトウモロコシを主原料としたバーボン・ウイスキーです。 続きをみるバーボン・ウイスキーとは、原料に51%以上のトウモロコシを使い、内部を焦がした新しい樽で熟成させたウイスキーのこと。2年以上熟成させると、ストレートバーボン・ウイスキーになります。バーボン発祥の地であるケンタッキー州は、石灰岩層(ライムストーン)が続き、主原料のトウモロコシが豊かに実るため東部から蒸溜業者が多数移住。世界的に知られる蒸溜所がいくつも点在しています。  『バーボン・コニサーズ』は、オールド・フィッツジェラルド社の原酒を独自に熟成し、そのまま瓶詰めしたバーボン・ウイスキー。1870年にジョン・E・フィッツジェラルドによってケンタッキー州フランクフォートに蒸溜所を開設し創始されたオールド・フィッツジェラルド社は、香り高く優雅な味わいのバーボンを生むことで知られています。...
2016/09/14

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