150年の伝統を受け継ぐスコッチの正統派、ベル
イギリス北部のスコットランド地方で製造されるスコッチ・ウイスキー。その8~9割を占めているのがブレンデッド・ウイスキーです。ブレンデッド・ウイスキーは、大麦麦芽のみを原料としたモルト原酒を中心に、蒸溜所が異なるモルトウイスキーや大麦以外を原料としたグレーンウイスキーをブレンド。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。
続きをみるブレンデッド・スコッチ・ウイスキーの名品『ベル』を生み出したのは、名ブレンダーとしてその名を博したアーサー・ベル。その歴史は、1845年イギリス北部のパースにあったトーマス・サンデマンという酒商にアーサー・ベルが共同経営者として参加したときから始まります。アーサー・ベルは、1933年にハイランド地方のブレア・アソール蒸溜所とダフ・タウン蒸溜所を買収、さらに3年後にはインチガワーも傘下におさめました。ベルスコッチウイスキーを世に送り出して以来約150年。その間、彼の品質追及の伝統は受け継がれ、スコッチの正統派として高い評価を得ています。
1960年代以降、ベルスコッチは英国でナンバーワンのマーケットシェアを保持すると同時に、1983年には英国女王陛下特別輸出奨励賞を受賞。英国市場はもとより、南アフリカ共和国、スウェーデン、スペインを筆頭に世界約 120ヶ国で愛飲されています。ベルのトレードマークには、アーサー・ベルの姓にちなんで、鐘を描いた紋章図が採用されています。
『ベル』は、スコッチ独特の風味豊なブレア・アソール蒸溜所の原酒をキーモルトに、40種類以上ものウイスキー原酒をブレンド。すべてのウイスキー原酒は、最低8年以上オーク樽で熟成させたもので、コクのある複雑な味わいが魅力です。...