シャトー・マルゴー|<フランスワインの女王>と呼ばれるワイン

シャトー・マルゴー|Chateau Margaux

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『シャトー・マルゴー』は、五大シャトーのひとつであるシャトー・マルゴーが生産する赤ワインのひとつ。年間の生産量は約35万本。十年~数十年の熟成によって生まれた良質なヴィンテージものは高値で取引されています。カベルネ・ソーヴィニヨンを主体に、メルロー、プティ・ヴェルド、カベルネ・フランをブレンド。華やかな香り、口当たりのなめらかさ、しっかりとしたボディと繊細さを備えた味わいが特徴で、ボルドーワインの中でも、もっともエレガントで女性的なワインと形容されています。

 ちなみにシャトーとはワイン造りをする醸造所のことで、周りに所有している畑でブドウを栽培し、収穫したブドウで、ワインの醸造、瓶詰めまでを全て行います。このことから、そのシャトー独自の手造りワインはシャトーワインと呼ばれ、「シャトー・~」と名付けられることに。シャトーの数は、ボルドー全体で約4,000以上あるといわれ、その土地にもっとも適したブドウ栽培が行われ、独自性のある優れたワインがたくさん造られています。

シャトー・マルゴーは、ボルドーの北方、ワイン生産に優れたメドック地区マルゴー村にあります。その歴史は古く、文献に最初に登場するのは12世紀のこと。1570年代にブドウ畑が増やされ、シャトーの礎が築かれます。

現在の所有者はコリーヌ・メンツェロプーロス夫妻。262haの敷地を所有し、そのうちAOC認定の赤ワイン用ブドウ畑は87ha。白ワイン用ブドウ畑も12haあり、ソーヴィニヨン・ブランを栽培。同種のブドウから、辛口の白ワイン『パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー』も年間約4万本生産されています。

シャトー・マルゴーのワインはヘミングウェイがこよなく愛したことでも知られ、日本では小説「失楽園」で有名になりました。

原産国/地方/地区
フランス/ボルドー/メドック地区 マルゴー
格付け/タイプ
メドック1級/赤ワイン
ブドウ品種
カベルネ・ソーヴィニヨン75%
メルロー20%
カベルネフラン2%
プティヴェルド3%