イギリス上院議会のためのウイスキー

イギリス北部のスコットランド地方で製造されるスコッチ・ウイスキー。その8~9割を占めているのがブレンデッド・ウイスキーです。ブレンデッド・ウイスキーは、大麦麦芽のみを原料としたモルト原酒を中心に、蒸溜所が異なるモルトウイスキーや大麦以外を原料としたグレーンウイスキーをブレンド。個性が異なる原酒が織りなす新たな味わいが魅力で、そのテイストはブレンダーの技術とセンスによって決まります。

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『ハウス・オブ・ローズ』は、イギリス上院議会のために造られたウイスキーです。製造元のウィリアム・ホワイトリー社は、名ブレンダーでもあったウィリアム・ホワイトリーが1982年に創業。「キングス・ランサム」など100以上のスコッチ・ウイスキーを世に送り出し、同業者からは『スコッチの司祭』と呼ばれました。
そんな名ブレンダーであるホワイトリーの長年の夢が、スコットランドで一番小さな蒸溜所であるエドラダワー蒸溜所の原酒モルトをふんだんに使用したブレンデッド・ウイスキーを造ること。南ハイランドで1825年に創業したエドラダワー蒸溜所では、今も伝統の製法を続けており平均生産量はスペイサイドの50分の1。そのモルト原酒は非常に貴重なものだったのです。1925年、ホワイトリーはついにエドラダワー蒸溜所の買収に成功。長年の夢を叶えて完成させたのが英国上院議会用『ハウス・オブ・ローズ』です。エドラダワー蒸溜所のモルト原酒を軸にブレンドしたウイスキーは、甘くマイルドな仕上がりが特徴。『ハウス・オブ・ローズ』は、イギリス国内では上院のバーとエドラダワー蒸溜所のみで販売されています。

この記事を書いた人 Webmaster.M ウェブマスター兼錦糸町店バイヤーのMです。錦糸町の定休日廃止に伴って、錦糸町勤務も増えてます。来年こそ痩せたい…