甘さと潮の香りが調和した新しいキャンベルタウン・モルト

スコットランド西岸・キンタイア半島の南方に位置するキャンベルタウン。このエリアに区分されている蒸溜所は、現在はふたつしか残っていません。かつてはウイスキーの一大産地として栄えた地域であり、19世紀中頃の最盛期には、なんと30もの蒸溜所が存在していました。しかしその勢いにも次第に陰りが見え始めます。その大きな原因となったのが、スペイサイド・モルトの台頭です。比較的重厚な味わいのキャンベルタウン・モルトは、当時では時代遅れの存在になってしまったのです。またその頃はアメリカの禁酒法時代。キャンベルタウンの一部の蒸溜所が密造酒の製造に手を出したことから、粗悪なウイスキーが造られるようになり、キャンベルタウンのウイスキー産業は衰退の一途をたどることとなったのです。

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こうした時代を生き抜いたふたつの蒸溜所のうちのひとつが、グレン・スコシア蒸溜所です。しかし閉鎖と再開を繰り返してきたため、その味わいが知られることはなく、過小評価されがちでした。1994年にはグレン・カトライン・ボンデッド・ウェアハウス社が所有。主にウイスキーの保管場所として使用されていましたが、現在はロッホローモンド・ディスティラリー社が所有し、1999年より再び操業、蒸留を開始。2008年からはイアン・マカリスターという蒸留所マネージャーによって、蒸留所は改修、改革され、待望のオフィシャルボトル『グレン・スコシア』がリリースされました。
その魅力は、熟成にバーボン樽を使用したフルーティ、フローラル、スパイシーな味わい。さらに潮の香りを感じることができるのは、キャンベルタウン・モルトならでは。甘さと潮の香りが見事に調和した新しいタイプのシングル・モルトウイスキーです。

この記事を書いた人 Webmaster.M ウェブマスター兼錦糸町店バイヤーのMです。錦糸町の定休日廃止に伴って、錦糸町勤務も増えてます。来年こそ痩せたい…