カナディアンクラブ|CANADIAN CLUB
強化中
カナダで最も古くからあるウイスキーブランド『カナディアン・クラブ』。製造元のハイラム・ウォーカー社は、カナダ最南端オンタリオ州ウォーカーヴィルに本社と工場を持つ。同社は、カナダを代表する酒類企業で、現在はアライド・ドメックの傘下に入っている。発祥は1858年、デトロイトの穀物商だったハイラム・ウォーカーによって創業されました。
続きをみる彼は穀物の収穫量が豊富で、広大な土地があるカナダの地に蒸溜所を設立し、それまでにない軽いタイプのウイスキーを世に送り出しました。するとアメリカ紳士の社交場であった“ジェントルメンズ・クラブ”で好評を博しました。
当時はまだ“クラブ・ウイスキー”の名で人気を集めていましたが、この人気に脅威を感じたアメリカ・ケンタッキー州のバーボン業者は、カナダ産ウイスキーとアメリカ産ウイスキーを区別するよう政府に嘆願書を提出。それを受けて政府は“クラブ・ウイスキー”を“カナディアンクラブ・ウイスキー”とする法律を制定、1890年に『カナディアン・クラブ』が市場に出回ると、以前に増してますます人気のウイスキーになりました。
『カナディアン・クラブ』の特筆すべき点は、味わいが異なる複数の原酒を造り分けていること。ブレンデッドウイスキーはある程度の期間熟成させた後、原酒同士をブレンドしていますが、『カナディアン・クラブ』は蒸留したてのニュースピリッツの段階で、フレーバリングウイスキーとベースウイスキーをブレンド。そのまま樽詰めをして熟成させる“プレ・ブレンディング”を採用しています。
カナディアン・ウイスキーの中でもこの“プレ・ブレンディング”を採用しているのは『カナディアン・クラブ』のみなのです。そしてカナダの厳しい冬の寒さでも熟成が進むよう、貯蔵庫には暖房を設備して温度管理を徹底。最低6年以上貯蔵された、長期熟成の質の良い商品を世に送り出しています。ライ麦主体の軽やか味わいと華やかな香りは、日常的に飲むウイスキーとして最適。また、クセがないのでビギナーにもおすすめです。
- 原産国
- カナダ
- タイプ
- カナディアン