閉鎖から復活を遂げたスペイサイド蒸溜所、その名を冠した逸品、スペイサイド

スペイサイド|SPEYSIDE

1895年、ジョージ・マクファーソンによって創業された、現在の原点であるスペイサイド蒸留所。1900年には彼の死去によってその事業は停止、蒸溜所は閉鎖されてしまいました。しかし1965年に現オーナーのジョージ・クリスティが彼の遺志を受け継ぎ、旧蒸留地所の地に新しい蒸留所の設立を決意。しかしクリスティの財力だけではすべてをまかなうことができず、建物の建設は石工職人アレックス・フェアリーに委ねられました。一つ一つの石を手で積み重ねていく古代の伝統的技術を用いて、彼ひとりの手によって蒸留所は建設されました。完成したのは1987年、工事開始から実に25年の歳月を経て念願の蒸留活動が再開されました。

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蒸留所内部には2基の伝統的携帯のポットスチルが備え付けられ、蒸留に関しては量よりも質を重視し、ハイクオリティーの少量生産にとことんこだわりました。スペイサイド蒸留所社製品のブレンデッドウイスキーは、『スペイサイド』の銘柄で統一し、単式蒸留器をモチーフにしたボトルデザインが特徴です。
『ディスティラリーコレクション・スペイサイド17年 シェリーバット』は、熟成にシェリーを使用しているだけあって、シェリーの甘い香りやメープルシロップのような甘さも感じられ柔らかく仕上がっています。『スペイサイド30年』は熟成に30年をかけた、創立100周年を記念して販売された希少価値の高い限定品。
なかでも『スペイサイド25年』はスペイサイド・シリーズの集大成といわれる商品で、スコットランド各地のウイスキーに関わる地域、ハイランド、ローランド、アイラなどの選りすぐった原酒をブレンドした、スペイサイド蒸留所が自信を持ってオススメする逸品。25年の長期熟成による芳醇な香りとまろやかな味わいの絶妙なバランスは、ウイスキー愛飲家たちを惹き付けてやみません。