オタール|otard
強化中
シャラント川沿いにある古城シャトー・ド・コニャックは、ルネサンス時代の国王・フランソワ1世が生まれ、フランス革命までは王家が所有していました。
続きをみるフランス革命によって国に没収されたこのシャトーを、1976年に当時のコニャック市長であったオタール男爵が買収。コニャックの熟成に最適な条件を備えたこの場所を、コニャック業務のために使用するようになります。コニャックファンから品質の良さを評価されている銘柄で、現在はバカルディ・マルティーニ社の傘下にあります。
オタールのコニャックには、グランド・シャンパーニュ、プティ・シャンパーニュとボルドリー、ファン・ボア地区の吟味されたブドウを使用。それらのワインを蒸留した原酒を、リムーザン産のオーク樽で1年熟成させて適度な樽香を付与。豊かな木樽の香りが新酒に溶け込み、きりりとした辛口の味わいを醸し出させます。その後、本格的な長期熟成に入り、それらの原酒がブレンドされ、商品化されています。
『バロン オタール V.S.O.P』は、グランド・シャンパーニュ、プティ・シャンパーニュの原酒を中心としたフルボディでエレガントなフレーバーのコニャック。フローラルな香りに加え、微かなバニラ香とシガーや落葉樹の葉のようなアロマが感じられます。
『バロン オタール X.O』は、プラムやヘーゼルナッツのフレーバーにハチミツの柔らかさと微かなスミレのアロマが感じられます。コニャック城の地下にあるセラーにて長期熟成した原酒がブレンドされ、やや赤味がかった濃厚な琥珀色あいが、上質のコニャックであることを示しています。
『バロン オタール エクストラ』は、コニャック城の地下にあるユニークなセラーにて超長期熟成したグランド・シャンパーニュの原酒だけをブレンド。押し寄せるような贅沢なアロマが濃厚な味わいと極めて長い余韻を醸し出します。
また、15年以上熟成されたフィーヌ・シャンパーニュ規格(グランド・シャンパーニュ、プティ・シャンパーニュ地区の原酒のみでつくられたもの)の『オタール ナポレオン』、5~12年熟成品の『オタール V.S.O.P』や35年熟成の『オタール X.O』などがあります。