明治の時代から多くのファンを持つスコッチの名品、オールド・パー

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オールド・パー|OLD PARR

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『オールド・パー』は、日本にはじめて紹介されたといわれるブレンデッド・スコッチ・ウイスキー。その名前は、英国史上最長寿とされる人物トーマス・パーに由来しています。

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トーマス・パーは152歳まで長生きしたとされ、英国では円熟と知性の象徴とされてきました。このトーマス・パーの愛称を拝借して『オールド・パー』が誕生したのは1871年。名ブレンダーのグリーンリース・ブラザーズ社が自社のデラックスウイスキーに『オールド・パー』と名付けたのがブランドのはじまりで、現在は業界大手のディアジオに所有されています。

『オールド・パー』は、昔から一貫してハイランド東部スペイ川のほとりにある小さな蒸溜所、クラガンモアのモルト原酒を使用。清らかな川の水と芳香豊かなピート、長い熟成を経た最高のモルトは、今でもたった12名の職人がこれらの素材と技術を代々受け継ぎながら丁寧に造り続けています。

このモルト原酒を中心に、名ブレンダーが40種類を超えるモルト原酒とグレーン原酒を絶妙なバランスでブレンド。フルーツを連想させる甘い香りと、まろやかな口あたりを生み出しています。特徴的な四角のボトルはグリンリース兄弟が考案したもので、ボトルの表面には17世紀の陶製ボトルをイメージしたクラックル・パターンというひび割れ模様がデザインされています。

日本に紹介されたのは、まだ日本が近代化の波に揺れていた1873年のこと。時の外相であった岩倉具視が欧米視察から持ち帰ったといわれ、その芳醇な味わいは吉田茂元首相をはじめとする日本の歴史を築いてきた名士たちを魅了。伝統を守った独特のスタイルは、日本をはじめ世界各国で愛され続けています。『オールド・パー18年』は2007世界年に世界最優秀ウイスキー賞を受賞しています。

タイプ
スコッチ・ブレンデッド
蒸留所
Macdonald Greenlees