冬小麦を原料にしたスイート&スムーズな味わい「メーカーズ・マーク 」

メーカーズ・マーク|MAKER'S MARK

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『メーカーズ・マーク』は、ケンタッキー州の小さな町ロレットにあるメーカーズ・マーク蒸溜所で造られているバーボン・ウイスキーです。メーカーズ・マーク蒸溜所はケンタッキー州の中で一番小さく、アメリカ国定史跡にも指定されています。

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創業者一家であるサミュエル家は、19世紀からバーボンを造っていましたが禁酒法時代に閉鎖。1950年代にビル・サミュエル・シニアによって4代目メーカーズ・マークが設立されました。これまでのバーボンとは異なるまろやかなウイスキーを造ろうとしていたビルがまず見直したのが原料。バーボンは通常原料にトウモロコシ、大麦麦芽、ライ麦を使いますが、ビルはライ麦の代わりに冬小麦を採用。〝ソフト ブレッド ウィンター ウィート〟というマイナー品種にこだわることで、ふくらみのあるやわらかで繊細な香味を育み、ほかのバーボンとは一線を画すスイートでスムーズな味わいを実現しました。

また、プロセスウォーター(仕込み水)に使われているのは、蒸溜所の敷地内にあるスプリング・フェド湖の新鮮な湧き水。他の蒸溜所にはない好立地であり、石灰岩(ライムストーン)に磨かれた良質で清冽なライムストーンウォーターが安定供給されています。

メーカーズ・マークのモットーは、少量をなるべく手づくりすること。シンボルでもある赤い封蝋は、ビルの妻であるマージーが考案したもので、現在でも熟練スタッフがすべて手作業で仕上げています。そのためそれぞれの瓶によって微妙に形が違うのも『メーカーズ・マーク』の特徴。赤い封蝋を味わい深い〝したたり具合〟にするには長い経験を必要とするのだそうです。

タイプ
アメリカン・バーボン
蒸留所
Maker's Mark Distillery Inc.