ルーチェ|サンジョヴェーゼとメルローを使った最高級のワイン

ルーチェ|Luce

 フレスコバルディ侯爵家のランベルトは198年代に、当時の醸造学の権威が集まるカリフォルニア大学デイヴィス校に留学しました。この時に、後にロバート・モンダヴィの醸造責任者となるティモシー・モンダヴィと運命的な出会いをし、二人の間に友情が生まれました。

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これが契機となって、プレスコバルディ侯爵家と米国ロバート・モンダヴィ社という国際的にも有名な2社にパートナーシップが出来ました。ルーチェ・デッラ・ヴィーテは合弁事業として1995年にモンタルチーノ地区に設立されました。

ルーチェはトスカーナのサンジョヴェーゼ種と国際品種のメルロ種がブレンドされた両国文化融合の象徴です。メルロー種の柔らかさ・まろやかさと、サンジョヴェーゼ種のしっかりしたボディ・エレガントさが結び付き、世界的な高評価を受けました。

ブドウ畑は、モンタルチーノの南西で最も標高の高い場所にあります。畑の上部は砂質と石灰岩の混合した土壌で、水捌けの良く、養分の少ない土壌はサンジョヴェーゼ品種の栽培に理想的です。一方、畑の下部は粘土質の多い土壌で、メルロー品種に適しています。
夏の長い日照と、ルーチェの南向きの畑は、ブドウがゆっくりと完熟することを可能にし、驚くほどの凝縮度と力強さを与えます。夜間の風が気温を下げるため、ブドウのアロマの複雑な味が維持されます。有機的な農法によって健康なぶどうを育て、平均収穫率を低く抑えて、テロワールの特徴を引き出します。

ブドウは手作業で収穫され、傷を受けたものや成熟が足りないもの等は厳格に選別・除去されます。

ブドウを破砕し花梗を取り除き、ステンレススチールタンクで発酵とマセラシオンが行われます。その後、サンジョベーゼとメルローはひとつに統合されてルーチェが生み出されます。

25年にロバート・モンダヴィの持ち株をフレスコバルディが買収し、同家が所有するホールディング会社テヌータ・ディ・トスカーナの傘下となりました。

豆知識

ロバート・モンダヴィ家の「祖先の眠るイタリアへの望郷」から、フレスコバルディ侯爵家とパートナーシップが結ばれ、ルーチェ・デッラ・ヴィーテが誕生しました。

「ルーチェ」の名は、ロバート・モンダヴィ夫人がモンタルチーノに向かう途中で見た、古い街並みの屋根の上に昇りはじめ朝日に由来します。ラベルには輝く太陽とそれを取り巻く12の炎を持つコロナは、季節の中でぬくもりをもたらし、ブドウの木を育て、ワインに命を与える光を表します。

原産地
イタリア・トスカーナ・モンタルチーノ