グレンファークラス|GLENFARCLAS
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スコットランド最古の家族経営の蒸溜所として知られるグレンファークラスは、1865年からグラント家によって操業が続けられています。創始者であるジョン・グラントは息子のジョージとともに、バリンダロッホにほど近いクレリック農場の借地権を取得。のちに、グレンファークラス・グレンリベット・ディスティラリー社を設立しました。
続きをみるグレンファークラスとは、ゲール語で『緑の草の生い茂る谷間』の意味。蒸溜所の裏には、標高814メートルのベンリネスの山々がそびえ立ちます。その姿はヒースに覆われ秋は紫色に色づき、冬には白い雪に染まる荘厳なたたずまい。冬の雪解け水は、ピート(泥炭)層を通り抜け、花崗岩の下へ深く浸み込みます。このやわらかく純粋な湧き水はウイスキー造りに最適で、スコットランドの蒸溜所の半分以上はこの地にあります。グレンファークラス蒸溜所もこの恵まれた立地のもとで、オリジナリティにあふれたシングル・モルトウイスキーを造り続けています。
『グレンファークラス』は、熟成にシェリー樽とホワイトオーク樽を混合で使用したスパイシーで野性的なフレーバーが魅力。独自の個性を大切しているためブレンダーへのカスク売りを一切行わず、すべての商品にグレンファークラスの名前をつけています。
また1968年には『グレンファークラス105』というカスクトレングスをリリース。一切加水せずアルコール度数を調整しないカスクトレングスは、アルコール度数が60度と高いため売れないだろうと言われていましたが、予想に反した売れ行きでカスクトレングスの基盤を築きました。もともとスコットランドでは根強い人気がありましたが、現在では欧米、さらにオーストラリア、アジアでも、その人気を不動のものとしています。
- 原産地
- イギリス・スペイサイド
- タイプ
- スコッチ・モルト
- 蒸留所
- Glenfarclas Dhistillery