カレラ|カリフォルニアで生まれたロマネ・コンティのクローンワイン

ピノ・ノワール ジェンセン|Pinot Noir Jensen

カレラ・ワインズの創業者ジョシュ・ジャンセンはブルゴーニュワインに魅せられて、197年~1971年にかけてフランスに滞在しました。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティとドメーヌ・デュジャックでワイン造りを学んだ後、アメリカに帰国しました。1972年からカリフォルニアにおけるジョシュ・ジャンセンのピノ・ノワールを使ったワイン造り活動が始まりました。ピノ・ノワールは、気まぐれで扱いが難しく、思いが実らない「ハートブレーク・グレープ」とも呼ばれます。当時、カリフォルニアで最高のピノ・ノワールを造ることは不可能と考えられるほど困難なことでした。
ジャンセンは、2年間をかけてロマネ・コンティに似た石灰質で冷涼な土地を探し続けました。

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そして、サン・ベニート郡のガヴィラン山脈のマウント・ハーランの頂上近辺に石灰質が豊富にある冷涼な土地を見つけ出したのです。1974年にジョシュ・ジェンセンはサン・ベニート郡のマウント・ハーランにカレラ・ワイン・カンパニーを設立しました。「コート・ドールの丘」に似た土地を購入し、斜面の向きや風の流れ方など、気候の微妙な変化も全て調べ上げて開墾しました。ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティから持ち帰ったピノ・ノワールの樹は最適な区画に植えました。こうして、栽培から醸造までロマネ・コンティを再現する作業が開始されました。

その後カレラは、1977年に1フィート低い場所に醸造所を購入しました。 世界初の完全な重力流動設備は、重力を使うことにより出来る限り優しくブドウ果汁を移動する施設です。

ワインを機械的なポンプで移動するのを止めるだけでなく、その他の行程でも、出来るだけ機械的でないワイン醸造を行っています。
ワインは伝統的なブルゴーニュ方式を用いて、細部にまで行き届いた注意を払って造られ、高級ワインとして誕生することになりました。
畑名がつけられたワイン名称は、テロワールを尊重するブルゴーニュのワイン造りのスタイルを主張しています。

豆知識

ジョシュ・ジャンセンはアメリカの名門エール大学を経て、イギリスの名門オックスフォード大学の学生の頃、ブルゴーニュに魅せられ頻繁にブルゴーニュを訪れていました。
彼のブルゴーニュワインに対する思いは断ち難く、ワイナリー事業はドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのブドウ収穫の仕事から開始されました。

原産地
アメリカ合衆国/カリフォルニア/セントラル・コースト