シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン|美しく壮麗なシャトーにお似合いのスーパーセカンド

シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン|Chateau Pichon Longuevilie Baron

 壮麗なシャトー、ピション・ロングウィル・バロンは、とても美しく印象的な建物ですが、そのワインもスーパーセカンドとして高い評価を得ています。シャトー・ピション・ロングヴィル・バロンの畑は、ジロンド川に近く真南に面していて、シャトー・ラトゥールに隣接する73haの区画です。

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丘のような地形にあるこの畑は、川に向かって砂利が表層に堆積していって水はけが良く、その下には鉄分を多く含む粘土層があります。このテロメアが良質のブドウが育つ環境となっており、肉付きが良く力強い、堅牢な雰囲気を持った古典的タイプのワインを産み出します。濃厚で力強い上、やや渋味が優勢なため、ある程度の熟成を経てから魅力が表れます。

1987年にアクサ保険のグループ会社である「アクサ・ミレジム」がオーナーになり、大規模な改修と醸造設備の入れ替えなどを行い、ワインの品質向上に努めました。さらに、同社は畑とワインづくりの監督としてジャン・ミシェル・カーズを雇いました。

カーズは収穫日を遅らせ、選別を厳しくし、セカンド・ワインを導入し、新樽比率を高めたことなどにより、品質は急激に向上しました。
“樽の中でのマロラクティック発酵”を行ない、深みのある色、男性的で力強く、壮大で厚みがあり、“ポイヤックらしい壮厳なワイン”を造り出します。

豆知識

ピション・ロングヴィルの起源は、ピエール・ド・ムジュール・ドゥ・ローザンが1686年~1689年に、ポイヤック村近くのサン・ランベールに“40の 砂利が多い良い区画”を開拓したことです。1694年に娘であるテレーズが、ボルドー議会長であったジャック・ドゥ・ピション・ロングヴィルと結婚し、こ のブドウ畑はピション・ロングヴィルとして、名声が高まっていきました。

850年にピション・ロングヴィルは男性的と表現されると「バロン(男爵)」と女性的と形容される「コンテス(伯爵夫人)」に分割されましたが、1855年のメドック地区の格付けでは共に2級に位置付けられました。

原産地
フランス・ボルドー・メドック地区ポイヤック