2種類の樽で熟成される香り豊かなダブルカスク|アベラワー

アベラワー|ABERLOUR

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アベラワー蒸溜所は、スペイサイドの中央、ベンリネス山を源とするラワー川沿いにジェームズ・ゴードンとピーター・ウェアによって建てられました。創業は1826年ですが、これは密造蒸溜所としてスタートした年で、オフィシャルラベルにかかれているのは1879年。この年に火災にあい、再建されたあと1945年に拡張され、1974年にペルノ・リカーノ社に所有されました。現在の建物は、チャールズ・ドングの設計による古典的な後期ヴィクトリアン様式の美しい建物となっています。

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アベラワー蒸溜所が仕込みに使う水は、ベンリネス山の雪解け水がピート(泥炭)層を通り抜け、花崗岩の下へ深く浸み込んだとても清らかな軟水。アベラワーのシングルモルトがもつなめらかな舌触りは、水の清らかさから生まれているのです。
アベラワーは本国では知名度が低いブランドですが、フランスでは絶大な人気を誇り、世界でもベストセラーモルトのトップ10に入るほど。アベラワーのモルト原酒は、クラン・キャンベルをはじめとする多種多様なブレンデッド・ウイスキーに使用されていますが、生産量の半分は、シングル・モルトウイスキーとしてボトリングされています。
「アベラワー」は、シェリーとバーボンのふたつの樽で熟成した原酒を合せたダブルカスクのシングル・モルトウイスキー。風味豊かでバニラような香りとクッキーやナッツを思わせるフルーティさは、スペイサイドの代表的な味わいと言われることもあります。アベラワー16年は、2007年IWSCでクラス最高金賞に輝く逸品。