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ラフィット・ロートシルト|ボルドー5大シャトーの筆頭
ボルドー5大シャトーとは、1855年のパリ万国博覧会において、フランスのボルドー・メドック地区の格付けで“第一級”の称号を与えられた4つのシャトー(醸造所)に、1973年に昇格となったシャトー・ムートン・ロスシルドを加えた世界トップクラス・シャトーのこと。その筆頭ともいえるのが、シャトー・ラフィット・ロートシルトです。
続きをみるワインを造るシャトーとして名を馳せるようになったのは17世紀、セギュール家がブドウ畑を作ってから。評価が確立したのは18世紀、ニコラ・アレクサンドル・セギュール侯爵所有の時代。ルイ15世の時代には、“若返りの泉”としてラフィットはヴェルサイユ宮殿で話題となります。その後、ラフィットは侯爵の4人の娘に分け与えられ、「ラフィット」と「ラトゥール」に分割されるのです。
1868年に、競売にかかった「ラフィット」はロスチャイルド家が落札して所有。1950年代にエリー男爵が、畑と施設の再生に取り掛かります。1970年代に、男爵の甥であるエリック男爵が運営を引き継ぎ、ボルドーのトップシャトーという地位を確固たるものに。“グランクリュ第1級の中の1位”にランクされてから、今日まで王座に地位に君臨し続ける、世界最高峰の名門シャトーといえます。...
2014/12/17