ボルドーの特集記事|お酒特集記事

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ボルドーワインの特集。フランスワインの2大産地ボルドーとブルゴーニュのうち5大シャトーに代表されるボルドー系のワインの特集をお届け

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シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランド|「ポイヤックの貴婦人」と呼ばれる、優雅でフルーティーなワイン

ピション・ロングヴィル・コンテス・ド・ラランドは「ポイヤックの貴婦人」という呼び名のように、華やかな優雅な雰囲気があり、フルーティーで女性的なワインです。 続きをみる滑らかな口当たりと、膨らみのある柔らかい味わいで、エレガントな余韻を残します。ワインにまろやかさ、柔らかさを出すために、このシャトーではメルローを多くブレンドに加えています。 ピション・ラランドのブドウ畑の大部分はシャトーの西側にあり、表層は砂利が多く混じった砂利質で、下層は鉄分を含んだ粘土質の畑です。ジロンド川から多少離れますが、霜の害や夏場の過度の温度上昇の回避といった川のもたらす恩恵を充分に受けることができます。...
2015/01/21
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シャトー・ラグランジュ|日本企業の手によって再生されたテンプル騎士団由来の名門シャトー

 日本企業の手によって再生された名門シャトー、ラグランジュは、中世に貴族のラグランジュ・モンテイル家の名に由来します。ブドウ畑は、グリュオー・ラローズに隣接しているので、良好なワインを生み出せるテロワールで、古くからその品質の高さが認められてきていました。1925年にシャトーを引き継いだセンドーヤ家が、1929年の大恐慌と戦争で経済的に没落し、シャトーは荒廃し、低迷期に入ってしまいました。 続きをみる1960年代、1970年代にかけて、低品質のワインを造っていましたが、サントリーが1983年に買収しました。1840年に280haあった畑が、買収時には半分の157haしか残っておらず、設備は全て旧式という状態でした。サントリーは、金額を惜しまず、葡萄樹の植え替えなど抜本的な改善を行い、的確な投資を行いました。 鈴田健二ら、4人のワイン造りの鬼才をそろえ、かつてボルドー大学でワイン醸造研究所長を務めていた著名な醸造学者エミール・ペイノー博士に協力を要請します。彼は「現代ボルドーワインの父」と呼ばれる人物で、ブドウ畑の土壌が本来持っていた力を最大限に引き出すことを目標として、改革に取り組みました。...
2015/01/21

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シャトー・ピション・ロングヴィル・バロン|美しく壮麗なシャトーにお似合いのスーパーセカンド

 壮麗なシャトー、ピション・ロングウィル・バロンは、とても美しく印象的な建物ですが、そのワインもスーパーセカンドとして高い評価を得ています。シャトー・ピション・ロングヴィル・バロンの畑は、ジロンド川に近く真南に面していて、シャトー・ラトゥールに隣接する73haの区画です。 続きをみる丘のような地形にあるこの畑は、川に向かって砂利が表層に堆積していって水はけが良く、その下には鉄分を多く含む粘土層があります。このテロメアが良質のブドウが育つ環境となっており、肉付きが良く力強い、堅牢な雰囲気を持った古典的タイプのワインを産み出します。濃厚で力強い上、やや渋味が優勢なため、ある程度の熟成を経てから魅力が表れます。 1987年にアクサ保険のグループ会社である「アクサ・ミレジム」がオーナーになり、大規模な改修と醸造設備の入れ替えなどを行い、ワインの品質向上に努めました。さらに、同社は畑とワインづくりの監督としてジャン・ミシェル・カーズを雇いました。...
2015/01/21

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シュヴァル・ブラン|ラベルの金賞メダルがサンテミリオン地区の最高評価ワインの象徴

サン・テミリオンでは、左岸の筆頭としてオーゾンヌ、右岸の筆頭格としてシュヴァル・ブランが別格扱いで、最高評価を受けるシャトーです。1832年に「シャトーフィジャック」というサンテミリオンの大手ワイン畑の一部がデュカス家へ分離されました。デュカスの娘が、ジャン・ロサック・フルコーと結婚する時に、持参金としてフルコー家に持ってきました。ジャン・フルコーはこの土地がブドウを育てるのに適していると考え、畑を買い増し、排水設備を敷設し、ワインの名称も「シュバル・ブラン」に変えました。 続きをみる1854年からローサック家が所有して評価を高めてきましたが、1998年にLVMHグループを所有するベルナール・アルノーらにより買収されます。現在は、シャトー・ディケムとともにピエール・リュルトンに経営を任せています。 ポムロール地区との境界に位置する所有地(37ha)は、ギュンツ氷期の砂利土壌からなるため、カベルネ・フランの適地です。...
2015/01/21
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シャトー・パルメ|イギリス王ジョージ4世のお気に入りのワイン

 シャトー・パルメのワインは、肉づきの良い芳醇な体躯に包まれた、様々な果実、花、スパイスの驚くほど複雑なブーケが漂います。パルメの畑では、栽培品種がカベルネ・ソーヴィ二ヨン47%、メルロー47%、プティ・ヴェルド6% というも珍しい品種構成になっています。これがパルメ独特のまろやかさを生み出す要因の一つとなっています。 続きをみる パルメのブドウ畑はシャトー・マルゴー南隣にあり、ジロンド川に向かってゆっくりと傾斜しているマルゴー地区の中でも最高の場所にあります。その土壌は3万年~4万年前の氷河期の石英、水晶、玉髄などが混じった砂利質です。  手摘みのブドウは醸造所に届くと畑の区画と品種ごとに分類され、分析されてから除梗され、破砕されます。ブドウ果汁は台形のステンレスタンクの中で2日間のアルコール発酵がおこなわれ、その後マロラクティック発酵が行われます。...
2015/01/21
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ラ・フルール・ペトリュス|ペトリュスに負けず劣らずの高品質を誇る弟的ワイン

名前の由来ともなったシャトー・ペトリュスとシャトー・ラフルールというポムロールの二大銘酒に挟まれシャトーです。9haの畑はシャトー・ペトリュスの隣に位置し、シャトー・ペトリュスのオーナーであるジャン・ピエール・ムエックス氏によって1952年に購入されました。ぶどう畑は、道路をはさんでペトリュスと向かいあっているが土壌はまったく違います。 続きをみる土壌は非常に石が多く、大きな砂利があるが、純粋な砂利の土壌の上に粘土や砂はない。1956年の大霜害により壊滅的な被害を受けたため、完全に植え替えが必要となり、改植後もしばらく低迷期に陥っていました。品質向上に不可欠な良質な砂礫と粘土で構成される4ヘクタールの樹齢の高い畑を、1994年に隣のル・ゲから購入しました。また、熟成にさいしては,3分の1の新樽が使われています。 ワインは広がりを持つようになり、95年に急激に品質が向上し、一躍注目を集めるようになります。ここのワインは恒常的に良質で、評判は着実に向上しています。豪華なまでに芳しく,力強く,優雅な香りをもち,偉大な複雑さ,リッチさ,強い風味を備えています。明らかに最高の品質を表現しており、今ではペトリュスを経営するムエックス社の旗艦的存在のひとつとなり、ペトリュスの弟的存在と位置づけられています。同系列のペトリュスと比較して、寸分も違わずといえるほどの惚れ惚れする出来映え。その違いは余韻の伸びやかさがわずかに短いことくらいです。 エレガントで柔軟なスタイルから早くから飲めるという印象ですが、もちろん長期熟成も可能も可能です。絹のように滑らかな舌触りと柔らかなテクスチュアが高く評価され、そうそうたるポムロルのシャトー郡に囲まれつつもこのシャトーの名声は消えません。ジャン・ピエール・ムエックス社の経営によって、今後さらにクオリティの向上が期待できます...
2015/01/21

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