ブレンデーたちに選ばれる複雑な味わいのシングルモルト

『クラガンモア』は、ブレンダーの間でもとても人気のあるシングル・モルトウイスキー。1920年代ブレンディングモルトとして最高の地位を獲得し、『ホワイトホース』や『オールドパー』など有名なブレンデッド・ウイスキーの人気を支えてきました。

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ゲール語で「大きな岩」という意味をもつクラガンモア蒸溜所が位置するのは、スコットランド・ハイランド地方に流れるスペイ川の中流沿岸。森と丘陵に囲まれた庭園のような風景の中にひっそりと佇みます。創業は1869年。マッカラングレンリベットなどの蒸溜所に勤めていた蒸溜家ジョン・スミスは、当初から高い計画性をもってこの地に蒸溜所を建設しました。水源を確保するためにスペイ川のほとりであるとともに、ピートの採掘場や大麦畑も近くにあり、なによりバリンダロッホ駅が遠くない場所にありました。ジョン・スミスは、蒸溜所を鉄道の沿線にすることで、出荷時の流通がスムーズになると考えたのです。設立後には線路を蒸溜所にも敷設。国内初の自家用側線をもつ蒸溜所となり、材料や樽詰めしたばかりのウイスキーの運搬がスムーズに行われました。この方式はのちにスペイサイドのビジネスモデルとなり、線路脇に拠点を置く蒸溜所が増えました。
蒸溜所の特徴になっているのが、ジョン・スミスが設計した、上面の平たいポットスチルです。これによって蒸気の下にある不純物が落ち、上部だけが蒸溜されるようになっています。それが『クラガンモア』ならではの個性を生み出す秘訣のひとつとなっているのです。
『クラガンモア』の味わいは、数あるスペイサイドモルトの中でも香り豊かで複雑。フルーティでありながら深いコクも楽しめます。口当たりがやわらかいので、女性にも人気のあるシングル・モルトです。

この記事を書いた人 Webmaster.M ウェブマスター兼錦糸町店バイヤーのMです。錦糸町の定休日廃止に伴って、錦糸町勤務も増えてます。来年こそ痩せたい…