カロン・セギュール|「我が心カロンにあり」で有名な愛のワイン

シャトー・カロン・セギュール|Chateau Calon Segur

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大きいハートマークが印象的なエチケット(ラベル)の『カロン・セギュール』は、恋人にプレゼントするワインとして人気があります。このマークは、『ブドウ園の貴公子』と呼ばれたセギュール候が残した言葉「我ラフィット、ラトゥールを造りしが、我が心カロンにあり」にちなみます。
シャトー・カロン・セギュールはサン・テステフ村の最北端の格付けシャトーで、砂礫と鉄分の多い石灰岩が底土のテロワールです。カロン・粘土の多い土壌は日照りの夏に耐え、乾燥の年でも素晴らしい熟成の可能性を持つワインを産出します。

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トリュフの様なアロマには土っぽい土壌の香りも感じられ、渋味が強い頑健な体躯で、深みのある、古典的な、筋肉質タイプの力強いワインです。

その後、カロン・セギュールのオーナーは何人か替わり、196年代以降はスランプが続いていました。1990以降、オーナーであるマダム・ガスクトンによってかつてのクオリティを取り戻しています。マダム・ガスクトンは「賞を取れるワインを造ることではなく、偉大なワインを愛してくださる消費者の方々に、飲んで楽しめるものを贈ること」を信念にしています。

1990年代初期以降はこの地域の傾向に従い、メルロ比率を高めるも、古典的で禁欲的なスタイルはそのままに、やわらかいスタイルになっています。熟成するのに時間のかかる長命なワインを造り続ける、伝統的スタイルを追求するシャトーです

豆知識

18世紀にセギュール候は、このブドウ畑の所有者であるジャン・ド・ガスクの娘と結婚し、所有することになりました。このセギュール候は既に超一流の 『シャト・ラフィット』・『シャトー・ラトゥール』というブドウ畑を所有していました。

しかし、「サンテステフ・ド・カロン」と呼ばれるこのブドウ畑を愛 していたようです。1級シャトーにも劣らない魅力的なワインを当時から造り出していたのです。

原産地
フランス・ボルドー・サン・テステフ
格付け
メドック3級