ひとつの樽から250本しか生まれない至高のシングルバレル、ブラントン・ブラック

ブラントン・ブラック |BLANTON BLACK

バーボンの産地はアメリカ中東部に位置するケンタッキー州が中心。その南のテネシー州のウイスキーは、特別にテネシーウイスキーと呼ばれています。蒸溜直後にサトウカエデの木炭で時間をかけてろ過されるのが特徴で、バーボンウイスキーとは違った、独特のまろやかさとなめらかさをもつメロウなウイスキーと評されています。

続きをみる

ブラントン』は、1984年、ケンタッキーの州都フランクフォート市の市制200年を記念して誕生したシングルバレルウイスキー。エンシェントエイジ社のディスティラリーに40年間勤め「ディーン・オブ・ケンタッキー=ケンタッキーの長老」と呼ばれたバーボンづくりの名人、アルバート・ブラントン大佐の名をとって生まれました。

そして、大佐のバーボン造りの技法を身体にしみ込ませた愛弟子エルマー・T・リーによって世に出され、その巧みな技術は、若きマスター・ディスティラー、ハーレン・ウィートリーに引き継がれています。

通常バーボンは味の均一化のためにいろいろな樽原酒をブレンドします。しかしシングルバレルバーボンは厳しいチェックにパスした原酒をただひとつの樽からのみボトリング。たとえ同じブラントンとなる原酒の樽であっても混ぜ合わせることは決してしないため、ひとつの樽の原酒からは約250本のブラントンしか生まれません。選ばれた原酒はマイナス1度まで冷却され、16枚の特殊フィルターでろ過され、よりピュアなバーボンとなりボトルに詰められます。

ケンタッキーを象徴するケンタッキーダービーの騎手とダービー馬を冠したキャップは、蝋によって密封。ラベルまで一枚一枚を手書きするなど、細部にまで職人のこだわりが詰まり、手間と時間を惜しまずに造られた〝唯一無二〟のバーボンです。