ブランデー買取

買蔵のブランデー買取

買蔵は、お客様のお手元にあるブランデーの買取を行っております。ご自宅に秘蔵されたままのブランデー、しばらく封を開けて楽しむご予定のないブランデーを、買蔵にご売却ください。きっとお客様がご満足いただける価格で買取させていただきます。

飲みたいお酒、手に入れたいお酒を、ブランデーの買取で得たお金で掴みとる。それもまた、お酒を嗜むことの楽しさをしっている方の、優雅な生活スタイルなのかもしれません。

ブランデーの買取は、ぜひ買蔵にお任せください。他社に負けない豊富な買取実績で、お客様に損をさせないブランデーの買取をさせていただきます。まずは、お気軽にお問い合わせ、ご相談ください。買蔵のスタッフ一同、お客様からのご連絡をお待ちしております。

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取扱リスト

下のリストにはないブランデーも買取させていただきます。まずは一度、買蔵までお気軽にご連絡ください。

まずはお問い合わせください。受付時間 10:00~19:00 年中無休

ブランデーの話

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自分を大人と認められるようになったら、いの一番にやろうと決めていた。気の利いたバーで、一人前の顔をしてお酒を飲むこと。内装は少し暗めがいい。薄暗いほうが、浪漫がある。

マスターが言葉少なく何にするか聞いてくる。自分はあらかじめ決めていた酒の名前を唇に乗せる。

そういうシミュレーションも完璧だった。

いざバーのドアを押し開く。室内は想像どおり少し薄暗い理想的なバー。カウンターの隅の席があつらえたように空いていた。ぎこちなく座る。緊張していることを自覚する。大人と認めたはずの自分がまるで子供のようにうろたえている。

マスターはシミュレーションどおり、言葉少なく何にするか聞いてきた。

それに何と返すべきか思い出せずに、訳も分からずウィスキーの水割りを頼んだ。程なくやってきたグラスを掴み、一口含むとガツンと喉をやられる熱さ。咳き込むことだけはどうにか我慢したが、顔が歪む。バーの薄暗さにこんな風に感謝したくはなかった。

ああ、ウィスキーは熱い飲み物なのだと、そのとき初めて気がついた。

だからというわけではないと思う。ちょうどそのとき、物慣れた風情のお客が、グラスに揺れる炎を見ていた。

お酒が燃えるのを見るのは、それが初めてだった。

そして、それがブランデーであるということも、そのとき初めて知った。「焼いたワイン」と称される蒸留酒が、まさにグラスの中で炎に焼かれていた。

ブランデーは果実を焼き、蒸留して拵える。焼いたワインというのはつまりそのことだ。ぶどうを始め、りんご、プラム、木いちごなど様々な果実から作られる。洋菓子の香りづけやフランベのために使われるほど、ブランデーからは芳しい香りが沸きあがる。温めればその香りはさらに強くなる。お客がブランデーを燃やしているのはそのためだと、後になってわかった。そのときはただ、グラスの中でブランデーを飲んで激しく揺れる炎に目を奪われていた。さながら激しい戦場の有り様を彷彿とさせる光景を、ただただ美しいと見守っていた。

後になってマスターに聞けば、そのブランデーの名前はナポレオン。古い歴史の中にあって埋もれない、幾つもの戦争で自軍を勝利に導いた本物の英雄の名を冠していた。なるほどそれならば、グラスの中はまさしく荒れ狂う戦場だったのだろう。

大人の自覚が薄らぎつつある自分には、まだ早いと思えた。

それでもマスターは、ウィスキーをちびりちびりと終わらせた自分の前に、同じブランデーのグラスを差し出す。

両手で包み込んで温めてごらんなさい。マスターに言われるまま、ブランデーのグラスを両手で包み、温める。温める方法は火でなくても構わないとマスターは言う。ウィスキーを身体に入れて否応なくあがった体温が、手の中のブランデーに移る。

生きているように温もったブランデーのグラスに、頃合いをみて口を近づける。

そこに立ち上るのは、まさしく大人の香りだった。

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